次は大津絵(節)だ〜〜〜☆

寒い日でしたけど大津再訪です
京都は桜満開だそうですが山一つ超えた滋賀県はまだ3部咲き
マッ 桜見に行った訳でもないので如何って事無いのですけど折角桜の木の下を歩くなら
満開の桜とふくよかな香りに包まれれば気分もっと良いだろう何て好き勝手思ってました


今回は大津絵だけに絞り込んで円満院の大津絵美術館なるものと大津市歴史博物館常設展の見学です
大津絵と言うのはその昔、画家の絵じゃなくて画工の絵 詰まり職人さんが描いたお土産用の絵でした
だから余り手の混んだ描き方じゃないです
題材も今ではかなり増えたそうですけどパターン決まっていたようです
時代と共に画工の数も減り多く軒を並べていたそれらのお店も数えるほどしか有りません
先日立ち寄ったお店は今日は休業でした
其の近くにもう一軒のお店有りましたので覗いて見ましたが此処は現役のお人が描いておられます
なんとか松山と言う70歳?位のお人です


お店の人に伺いましたらもう本職で描いておられるのはこの人のみ
後は素人の人が趣味で描いておられる程度とか
其の所為か肉筆画は40000円余りします 職人さんから半分先生に格上げなんでしょうか?
http://www.otsue.jp/ 此処が其のお人のhpです アハハ高橋松山と仰るようです
暇有る方は覗いて見て下さい 
歴史博物館と言う所へ行って来ました 円満院のほんの近くに有ります
高台ですので琵琶湖が一望出来ますが本日はもやっていて景色余り見えませんでした


企画展示では近江の蕪村と言われた2人の画家の展覧会してました
紀楳亭(き・ばいてい)と横井金谷(よこいきんこく)の二人です
楳亭は蕪村の弟子、金谷は蕪村を信奉する人みたいです
南画風の風景画も有りますが文人画が魅力的でした 大体200年前の同年代のお人です
私は知りませんでしたが日本より海外での評価高いと聞いています


浮世絵でも若冲でもそうでしたけど欧米の外国人ってのは東洋趣味も有ってか日本人より割りと高い評価しているようです
北斎漫画や鳥羽僧正の鳥獣戯画は現代でも十分通用するデッサンの参考書?アハハ叱られちゃいますね★
其の彼等が大津絵風の絵も描いているのです
1700〜1800年代のお人ですから当然大津絵も其の時代には存在していたのでしょ
私は本格的な日本画の良さ良く判りませんがさらりと描かれた文人画やユーモア溢れる大津絵に魅力を感じるのです
正装して直立不動で見る絵も悪く有りませんし
咳一つするのも気が引けちゃうクラッシック音楽も良いですが肩肘張らないでお酒片手に見る絵や音楽是が良いです
絵でも音楽でも愉しむ為に有るのですから変に権威づけられると白けちゃいます
マッ 面白い絵を沢山見られてご機嫌でした
4/9に三井寺観音院で大津絵(こちらは音楽の方の)とかっぽれの奉納発表会が有るのだそうです
大津絵の唄と踊り 是は見逃す訳に行きません 9日の日は3度目の大津決まりです♪