アルバセテでもてアソバレタ〜〜★

2014・04・29 火 晴  24.0度 13:30現在 アルバセテ
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旅14日目  夜中に目が覚めて人一人がやっと立てる位のバルコニーで煙草を吸った 12時位か?
通りはタクシーも車も通らず深閑としている 他都市では観光客が街に出て夜中まで賑わっていたのに此処は観光客が少ないのかそれが全く無い
何処かレストランでも開いて居れば小腹も空いたので何か食べて来ようかと通りを見回したが照明も落として真っ暗 街灯だけが灯っているだけだ
行儀のいい街と言うか堅実な商業都市ってな雰囲気を感じていた 


車が動かないからそれが気に成って朝の街並み見物もそこそこにホテルへ戻ってフロント女性にハーツの場所を問い質した
私の借りたレンタカーはハーツだから他の会社じゃ駄目!ハーツだからねとくどいほど念を押してその店の場所を聞いた
そんな事しないで初めから緊急連絡先に電話して係の人に来て貰えば良かったと後に成って後悔していたが★
近くにハーツの店が有るからの言葉に簡単に考えていたのだがもうこの日は知っちゃ過めっちゃか★最悪の日と成ってしまったのだ●


PCで店の場所示す地図を印刷してくれと女性に頼んだのだがほんの500m位の場所だからと通りまで出て指差しあれだからと建物を教えてくれた
500m前方交差点の角の建物だ 歩いても直ぐ其処 早速行って見た 朝9時半頃だったがその店は未だ開いていない 
中を窺うとカウンターも有って車のポスターも貼って有る 看板はハーツでは無かったが代理店がやっているのだろうと気にもしなかった
やがて一人の女性が出社して来て玄関の鍵を開け中に入ったから その女性に事情話して車を交換してくれる様に頼んだんだ
所が如何も話が噛み合わない 言葉が通じないって事も有るがよくよく問い質したらカーナビを売っている会社でレンタカーはやっていないと言う事だった
じゃレンタカーの会社は何処に有るの?って聞いたらこの建物の裏200m位に有った様に思う・・てな返事が返って来た
ホテルの女性私に何を教えたんだと腹を立てたがまぁ此処まで来たのでシャー無い その女性に地図を描いてくれないかと頼んだのだ


如何言う訳かこの女性も地図を描く事に躊躇して要領得ない話ばかりする 地図なんて描いた事無いのかと思い200mなら直ぐ判るだろうとその場所を聞いた
前の道を5分位歩くと道が有って其処を左側に曲がるとレンタカーの会社が有ると実に漠然とした事しか言わない
何本目の道を左に曲がってそれからの距離は?レンタカーの会社は右側?それとも左側?その質問には開店準備で忙しいから相手に成って居れないとそっけない
まぁシャー無い お礼を言ってその店探す為言われた方向に歩き始めた その辺りはマンション風の建物や事務所ビルばかり 
レンタカーなら車を多く停めているだろうと駐車場も探しながら見てみたのだけど無い!何処にも無い!大体人が歩いても居ない所だ


此処で見切り着けてホテルへ戻れば良かったんだけどもう少しだけ探して見ようと思ったのが大間違いだった
小さな公園有って其処の樹木にホースで水を掛けている人が居たんだ 
その人にハーツのレンタカーの場所を知っているかと尋ねたら自信有りげにこの道歩くと500m先で大きなショッピングセンターに突き当たるその中に有る!
断言する物だから行って見た 確かに大きなモールが有って色んな店が出店している 駐車場も広大だしね
買い物客に聞いても又頓珍漢な事教えて貰っちゃ堪らないと案内所探したが無い ガードマンが居たので聞くとこの建物の裏でこの通路を出た所だと言う
行って見るとドアが仕舞っていて開かない ガチャガチャやって居たら今度はピストル腰に下げた黒人の警官風の人がすっ飛んで来て一般人は此処へ来てはいけない
何でお前が此処に居て一体何をしてるんだとそれは強い口調で言われたんだ もう何が何だかさっぱり判らない 又一から事情話してハーツは何処?・・・だ▲
そんな物知るか!出て行け〜〜って追い払われちゃったよ★もうすっかり嫌気差して帰ろうかとも想ったが折角来たのだからその裏側だけでも見てみようと
大きな建物のぐるりと回って裏に行こうとしたんだ 是だけで500mは有ろうかという巨大な建物だしね 行って見れば裏はフェンスが有ってそれ以上は行けない★
電車が一杯停めて有る 駅なのかと想ったが如何も電車の車庫か整備場見たいな感じだ 勿論レンタカーの会社が有る雰囲気でも無い★


丁度ロードパトカーに乗ってサンドイッチ食べてた人が居たので聞いて見たんだ その人はカーナビ会社の職員が教えて呉れた場所辺り有るって言うじゃ無い
あらぁ〜やっぱり私が見落としていたのかと戻ったんだ ホテルへ帰る方向だし まぁいいかぁ〜だった
さっきの木に水やっている人が未だ居たので何を出鱈目教えるんだ!って怒り込めて言ったら『あははははは』と笑ってシラーン顔して水撒きだ
胸糞悪かったしアホチャレ〜〜って日本語で挨拶見たいな口調で言ってやったら グラシャス〜〜だもんね 疲れがドッと出てきちゃったよ
まぁホテルのフロント女性含めて3人の人がこの近辺だと言ったのだから必ず有るに違いないと思って探し回った
雑貨屋が有って店のご主人が地図まで描いてくれて教えて呉れたが其処にも無し!有ったのは自動車修理工場だった
修理工場の人なら知っているだろうと聞いて見ればその地図は一本道が抜けていてこの先300mにハーツレンタカーの会社が有ると言ってくれた


嗚呼〜苦労したけどやっとたどり着けたかとその場所まで行って見た♪確かにレンタカー会社有った!但しエービスだった▲ヘタリ込んじゃったよ★
まぁエービスならハーツの場所も知っているだろうと気を取り直して入ろうとしたらもう11時回っているのに鍵が掛かっている
中に人の居る気配がしたので鍵を開けて貰おうと玄関の扉ドンドン叩いた カウンターの下から男性が首出してムッとした顔してる
それでもドアを細めに開けて何だと言うからハーツの場所は?って聞いたら手を振ってドアの鍵閉められて仕舞った
他の会社の事なんか教えてやるかぁ〜〜ってな感じだ 又カウンターの陰に隠れてしまった んもう〜んもう〜〜★
然しあいつカウンターの裏で一体何してたんだ?女子職員とイチャイチャの真っ最中だった?ニャロメ!



もう完全に諦めてホテルに戻ってもう一度確かめる事にした
ホテル戻ってフロント女性にムカツキながら場所も違ったし第一ハーツじゃ無いじゃないかと言うとケロッとして『あらっそうだったぁ〜?』だ
呆れたけどもう一度検索して地図もプリントアウトしてくれって頼んだ 
恐縮する風も見せず同僚の女性に何で私がこんなのの相手しなくちゃいけないのよって感じで喋っている これももうムカついてプッツン寸前だ
検索の仕方見ていたがスペイン語だから良く判らないが何か変!見慣れたHertzの文字が打ち込まれないのだ
見兼ねてハーツだけでいいから検索して見てって言ってやったんだ 簡単に書いているが言葉知らないで是だけの説明にどれだけ苦労した事か★
不承不承嫌々ながら今度は地図もプリントアウトしてくれた 初めに教えて呉れた場所とは全然違う 反対側だ 大きな公園の傍だった
そこまで1kmは有るだろう もうフラフラだったしね● 其処まで又行かなくちゃいけないかと泣きたい気持ちだった
でも地図よく見たら ホテルの場所が出ていない 地図からホテルがはみだしていた ホテルの場所はと聞けば鉛筆で黒丸を地図の枠外にしるしをし
道路はあれだと指差して教えて呉れた 重い足引き摺りながら行ったよ!今度こそ間違いないと想ったしね 所がだ やっとの思いで辿り着いたその場所は・・・
大きな広場だ レストランがズラリ有って何か正面に公共建築物あるスペイン独特の広場だ 公園じゃ無い!勿論ハーツも無かった
そこで又人に聞く羽目に成ってしまった 通りや公園の名前から全然方向違いの場所だと教えて貰った
フロント女性が道間違えて本当の通りから直角の道を私に教えてしまったのだ 此処まで徹底して間違いされると怒る気持ちも起こらなかった


その違いを教えて呉れた人はそれは親切なセニョーラでわざわざ一緒に着いて来てくれたほど 私が余りにも疲れて居るのを見て心配して呉れたみたいだった
今度こそ間違いないだろうとその女性の親切に感謝しながら地図の公園に辿り着いた 何と昨日私が来た公園だった はぁ〜〜★
もう間違い無いと確信していたその場所は何と・・・・・健康食品の店だったぁ〜〜★
又々ホテルに這いずるように戻り額の血管ピクピクさせながら『頼むから本当の事教えてくれ〜こんな事していたら私もう一晩此処で泊まる事に成るじゃ無いか』そう言ったんだ
この一言で彼女事の重大性を初めて感じたのでは無いかと想ったけどね★自分のミスで私の今晩の宿泊費を無償で負担しないといけない嵌めに成るかと想ったのかも?
同僚の女性も今度は真剣に彼女の打ち出すPCの文字を凝視している そして出た結果が・・・アルバセテにはハーツの店は無い!だった
もう 立っても居られなかった ロビーのソファーに倒れ込む様にへたり込んじゃった 少し落着かないと暴れだしちゃうかも知れないと想ったからだ


時間はもう2時過ぎているしね とっくにチェックアウト時間もオーバーだ 早く追い出そうと想って居たのかも知れないけど私の怒りを彼女も感じて何も言えない
私が支配人を呼べ〜〜って言うのを彼女は恐れたに決まっている 同僚ともどもオロオロしているんだ
私として見ればお願いしてその場所を教えて貰う立場だし彼女がミスったとしても腹立ててもシャー無い事だしね 結局彼女はレンタカーって何も知らなかったと判っただけだ●
最初から緊急連絡先に電話して貰うよう頼めば何も問題起きなかったとその時に成って大きな後悔したけどね
今度は彼女も真剣になってエマージェンシーにちゃんと事情も話してくれて2時間後にホテルまで着てくれる事に成った 
真っ青な顔してオロオロする彼女に心配しなくてイイ 悪気有ってミスしたんでも無いし言葉も良く判らないのに一生懸命やってくれたんだから貴女に責任無いから安心しろ
そう言ってもう一晩泊まる事にしたんだ でも是だけの事に10kmは歩いたのではないかと想う それも街を見物するのと違って非常に疲れる歩きをだ★


食事もしていなかったのでホテルの横のレストランでビール飲みながら空腹満たしたが倦怠感なんてもんじゃ無い 椅子に体が沈み込んじゃ様な気分だった
部屋に戻って熱めの風呂に浸かってベッドに倒れこむようにして寝ちゃった● 電話で起こされレンタカーの人来ていると言われた
少し寝てやっと歩ける状態に成っていた 車置いてあった駐車場までレンタカーの人に車で行って見て貰ったが修理しないと無理だと言う
兎に角持って帰るからと言うのでそれは構わないけど私は如何成るの〜〜?だ 明日の朝ホテルへ車持って来てくれるの?
そう問えば又連絡するからとそう言って車持って行ってしまった アハハ 一体如何成るんだろう〜〜?
アルバセテでもてあそばれて仕舞ったなぁ〜〜★って苦笑してたんだ まぁイイ〜ハーツだって無責任な事はしないだろう 整備不良の車だったけど★
明日は明日のスペインの風がふかぁ〜だ 今夜は早く寝る!きっとよく眠れる事だろう 疲れて! バタッ★