千本えん魔堂の段!


京都の千本えん魔堂と言う所へ行って来ました此処に壬生狂言と同じ様な大念佛狂言が有るのです
壬生狂言に嵌ってしまい実に愉しく見たのですけどこのえん魔堂の狂言はセリフが入るのです
其れは是非とも見なくては成りません♪


京都には後2箇所狂言をやっているところが有るそうです
2条城お隣の神泉苑と言う場所と嵯峨野清涼寺です アハハ今回始めて知りました
都合4箇所にこの伝統芸能が伝承されて居ます


で.いそいそと千本えん魔堂へ向った訳です
壬生では確り入場料取られましたが此処は無料です
えん魔堂の横にバラック造りのような狂言舞台があります
壬生は狂言の舞台が重文に成るほどの建物ですけど此処はいかにもちゃちです
えん魔堂と言う寺院もえん魔を祭る小さなお堂が在るだけの京都としては貧弱なお寺です
でもそんな所にこんな狂言が残っているのですから流石京都だと変な感心してました


観客席は屋外に椅子並べただけの簡素な物 雨でも降れば雨天中止になりそうな場所です
折からの天気もそう良くなく雷鳴が鳴り小雨ぱらつくと言う有様
雨降らぬ事祈りながら見ていました
最初の演目は閻魔庁と言ってこれはセリフが入りません
太鼓と鐘を一人の人が打ちます笛は2人いてリズムもメロディも壬生とは少し違います
衣装も新しい物のようでした
壬生の面は室町から続くものも有るそうですし伊藤若冲の作った面が有るほどですから本格的ですが
此処のは何か風格に欠けます 新しいものかもしれません
演者は矢張り男性ばかりで子供から高齢者まで50人のメンバーが在籍してると聞きました


上演時間が少し短いようです
セリフも入りますから踊りと言う感じじゃなく芝居そのものでした
狂言なんてプロのものそう見たこと有りません 勿論実物も一度も見たこと有りません
TVで2〜3度と言う所です
でも プロはちゃんと実在し本格的なもの見せますから 幾ら伝統芸とは言え所詮素人がやることです
確かに上手なのは上手なんですけど比較するものが有るから素人〜〜〜って感じはいがめません
その点壬生狂言はセリフも入らない独特の物ですから他に比較し様が有りません
だから何となく格調高いものに思えるのです
それも踊りに近い所作ですし鳴り物が又絶妙 如何にもクラッシクな伝統芸感じますが
えん魔堂のものは学芸会〜〜って感じが出るのは仕方ないのかもしれません
此処でも最後のものは土蜘蛛でしたが立ち回りも俗っぽい感じですし時間も半分位の短さ


チェーン店のラーメン見たいでコクに欠けるようでした マッそれでも楽しめたのは愉しましたけどね
観衆も4〜500人居たでしょうか?写真撮影もOKですのでアマチュアカメラマンも多数見えてます
アハハ HPドッとそんな写真出るでしょうね 
私は一枚も撮りませんでした 下手な絵を描かないといけませんしね
さて ものは序です 明日もう一箇所 神泉苑の物見てきましょ これもちょい愉しみです♪
なんか今年の連休は歩く事と狂言見ることで終っちゃいそうです マルッ☆