先日からちょいと気に成った事が有って是は日記に書き止めなくちゃいけないと思いながら書きそびれていた★
４〜５日前に成るだろうか？上方落語の巨匠３代目桂春団治さんが体調を崩して入院されたのだ
１９３０年生まれだから８０歳になられる ちょっと心配している★
個人的には日本で一番巧い噺家と思っているお人だ♪
初代春團治と言うお人は爆笑王と言われ数々のエピソードでも有名 芝居や映画や歌までで紹介されるチョー人気者だったそうだが
其の弟子だった２代目春団治さんが親父さんだ 世襲の噺家さんなのである 政治家世襲は屁だけどこっちは素晴らしい☆
戦後漫才が上方芸能を代表するような勢いだったので落語が徐々に下火
桂文枝・笑福亭松鶴・桂米朝等と共に上方落語を今の隆盛に導く上方落語四天王と呼ばれたお一人だ♪
所が私自身が男性の大阪弁や京都弁を嫌っている事もあって上方落語を余り好まなかった
そんな風に感じている私だから実は師匠が若い頃・・・と言っても４０歳頃の事だけどあまり好きなタイプの噺家では無かった
若き頃の春団治さんは様子の良い大店のぼんぼん見たいな雰囲気 市川雷蔵さんが演じた映画『ぼんち』の主人公に重なった
あの臭さが馴染めず高座も見た事ないしＴＶでやっていても熱心に見た事は無かったのだ
今に成ってもこてこての大阪弁の噺ってのは抵抗有るのだ★ 不思議？に女性の関西弁大好きなんだけどね♪
なぬっ？それはお前が助平だからだってぇ〜？うるへぇ〜！引っ込んでろっ！★
米朝さんが古い上方落語を次々と発掘 学究肌の噺家として人気も博しＴＶにも盛んに出ておられたが
他の３人は所属事務所の影響も有ったのか米朝さんほどＴＶには出ておられなかったのでは無いかと感じている
いや 実際は如何か知らない 上方落語をそう好んで見なかったから良く知らないのだ★
唯一私が高座で良く見たのは２０歳代の頃笑福亭仁鶴さんだった程度 大阪に居た事もあって花月へは良く行ったしね
吉本興業は其の頃から芸人と言うよりタレントってな感じの人多かったから割と舞台が華やか
所が松竹芸能は何処か昔気質芸人の匂いするそんな雰囲気強く年配の人が出て来ると切ない雰囲気あって敬遠してたんだ
そんな人達のバレネタと言うか際どいエロめいた話を聞くのも嫌だったし● 信じられないかも知れないが青年期にはエロ話嫌悪してたんだ
角座や千日劇場なんて所も何度か行ったが其処は松竹芸能の芸人さん多く自然に足遠のいてしまった
３０歳代始め東京に居た事もあって新宿や浅草の寄席も何度か行ったけど
寄席の高座に出る人は如何にも売れない芸人って感じで確かに芸は素晴らしいんだけど所帯染みた雰囲気が肌に合わなかった
偶々見た日にビックネームの人居なかったのかも知れなし私自身が若い時で落語にそう熱心では無かったからだろう
田舎戻ればもう寄席なんて行く事もないしＴＶで落語よりも漫才を偶に見る程度
林家三平さんや三遊亭歌奴（現 三遊亭 圓歌）も漫才の延長で見ていた
上方落語に注目しだしたのはもうずっと後 桂枝雀さんが自殺した後彼の本を読んでからなのだ 2000年の頃だから10年前
落語は嫌いじゃなかったけど注目したのはそんな頃だったのである
其の頃に成って70歳に成っておられた春団治さんの噺を漸くよく聞くように成ったのだ★
びっくりした！粋な話し方は昔とちっとも違わないが深みある味・・・それを感じたのだ 一発で嵌った♪そんな魅力のある芸だった◎
今から4年前に成るか？お宅まで伺って弟子入りお頼みした事がある位だ あはは 見事に問題にせず断られたがもっと食い下がっても良かった
でも 其の時も健康に問題在り見たいだったから迷惑に成ってもと涙を呑んで遠慮させて貰ったのだ★
60歳半ばに成ろうかと言う新弟子取ったんでは師匠も物笑いの種だろうしね でも心からの願いは何時の日か私の噺を聞いて貰いたい・・なのだ☆
上方落語は今一だけどこのお方は別格！ＤＶＤ・ＣＤで稽古を付けさせて貰っている気に成ってんだ☆気分は名人の弟子だ☆
芸ってのはある程度の域に達した人は勿論巧いに決まっている 歌でもそうだ
円楽も志ん朝も談志も小山治も名人クラスは勿論話術に関しては甲乙付け難い 聞く側の好みの問題も有るだろ
ブログ見ても志ん生が一番いや文楽だ円生が素晴らしい 皆さん各自が順位付けをしていらっしゃる
人間国宝だから文化勲章を貰ったから・・そんなのとはまったく違う話 人気があるからあの人が一番ってな問題でも無い
皆良いんだ♪それ以上になるとその人にどれだけ惚れたか？其のレベルの話じゃないかと思う☆
私は春団治さんに惚れ込んだ♪日本一の噺家だと思っている その人が入院★
早い回復を心から願っている 以前の様な元気無くてもイイ♪ぼそぼそととでもイイ
極上のウイスキーを飲んでホロッっとするあの快感 そんな噺を又聞ける事を心から願っている☆
イイ物は何でもだけど本当にイイんだ◎ウンッ！
