惚け親父 パクリ日記で シランプリ★  難堕 惨倒苛

あたちはタコである 未だこの家では名は無い

何処で生まれたのかトンと見当付かない 瀬戸内海では無いかい?と言われているが多分そうだろ 

気が付いた時は薄暗い海でタコタコして居た記憶がある あたちは此処で初めて人間を見た 

しかもそれを後で聞くとダイバーという人間の種族でも世俗の喧騒を嫌い海中に逃避すると言う一番劣悪な人種だったそうだ

其れが証拠には我々を捕まえて茹でて喰うと言う話である しかしその当時は別段恐ろしいとも思わなかった

只彼のゴム手袋の掌に載せられゴーグルの奥にギラギラ輝く好色そうな目を忘れる事は出来ない 

奇妙な生き物だと思った感じが今でも残っている 未だ子供だったし小さかったから可愛さ100% 

それにその好色人間幸いな事にマウスピースをして居たから食べられる事無かったが是が素潜りのダイバーなら

吸盤の感触が堪らんと言って丸齧り去れていたに違いない スキューバダイバーだった事が幸いだったと思っている


私はそう広くも無い瀬戸内海を縦横に徘徊した放浪タコだ 

タコ青年は太平洋を目指せ・・・是がスカシダコ世界では定説だし多くの先輩はそうして来た

そうだ!荒海は瀬戸内海では無い 単なる海では駄目なんだ!タコが目指すのは太平洋でなくては成らないのだ♪


実はあたちもその途中だったのである 一見年齢不詳に見えるかもしれないが今青春の真っ盛り ニキビも未だ出る青春のタコなのだ

あたちの母はあたちが一人で生きていけると見極めた頃ひっそりと亡くなった

母の鑑 タコの鑑の母だった 途中で出会ったタコ親父が生前の母を良く知っていて昔話を語ってくれた事が有る

聞く所に依れば母はカリスマ的アイドル女王磨多呼と呼ばれ全タコの憧れの的だったとか?

食べてしまいたいほど可愛くて事実獰猛なヒヒ親父のようなタコ親父達に何回も悪しからずと足食べられてしまったそうだ

その割には足は何時も8本あったし食べられても直ぐ替わりの足が生えてくるか 形状記憶足だったのかも知れない

タコの世界にもやくざ居るが不始末しでかした時指を落とすケジメは一切無い その事実からして多分切っても生えるのだろう?


でも そんなタコ親父に貞操奪われてあたちが産まれてきた訳ではないようだ♪

何と あたちの母は処女懐胎しあたちを誕生させたのだというのだ 女王磨多呼は時には聖母磨多香と言われたらしい

詰りあたちは瀬戸内海のイエスタコと言うべきタコの救世主のような存在なのだ

あたちもその母の血を受け継いでスカシダコの子孫を繁栄させる力を持っているのだ


勘の良い人なら察したかも知れないがそう母もあたちも両性具有タコなのである

あたちを真剣に心から愛してくれるタコなら雄でも雌でも関係なく身も心も体も捧げる健気なバイセクシャルタコなのだ

因みにあたちは頑なに処女と童貞を守っている 最初に失うのは童貞か処女か?期待は大きい 

アッ オナニーはもうとっくに覚えた♪其れも男と女の機能を同時に使うマルチタイプだ 一粒で二度おいしい〜〜〜〜☆

ただ他のバイセクシャルタコと違って極めて違う特徴と言えば他のタコに頼らず自分で致し自分で懐妊出来ると言う究極の自立型タコなのだ

母が息引き取る?・・・・チョイと表現間違っている気がしないでも無いが 兎に角亡くなる際にあたちを枕元?・・・是も可笑しいが

に呼んでこう言ったのだ ねぇお前 あんたはアトランタコ帝国の王の血筋なんだよ〜♪威厳を持って生きるのよ〜〜だって♪

あたちは其れを母の遺言として誇り高きタコ!荒波に敢然と立向かうタコ!をあたち自身の生き様として肝に銘じているのだ

尤も後に成ってアトランタコ帝国ってのが8畳間ほどの岩場の事と知ったが聞かなければ良かったと思っている★


偶々 太平洋に向かう途中瀬戸内海香川沖で一夜の宿と思った蛸壺で漁師に捕まり明石港まで連れてこられた

あわやたこ焼に成るかと言う危機を逃れ下水管に潜り込み艱難辛苦の思いで辿り付いたのが大阪府守口市のアントニオ家だったと言う訳だ

詳しい事は不明だが此処の戸籍筆頭者 所帯主は嫌味先生と呼ばれている頑固偏屈エロ惚け親父と言う事が薄々判って来た

何でもOCNカフェで毒ばかり他の人に吐いているそうだ その時シェー〜〜何て毒吐く音がするから嫌味先生と呼ばれるのだろ

何故か今年の正月に突然タコにこだわり始め寝てはタコ起きてはタコと口走りタコ無くして何が己の人生かなと半狂乱だったと聞き及ぶ

そこへタイミング良くあたちが現れたもんだから地獄でタコ 便所でタコとばかりもう出会いから家族にする積りで居る様だ

本人はニヒル売り物にしチョイ悪親父演出しようとしている見たいだがボケが先行しやる事為す事どこか抜けてる 
アホ見たいな漫画見ても其れは判る☆


マッ 是もタコ摺り合うもタコの縁 あたちも喰われる事無くあたちのタコ権確保出来るなら住めば都だ 

暫く厄介に成り様子を見て見ようと思っている 生意気な黄色のいたちみたいな奴が偉そうにして居たからチョイとばかり可愛がってやったが

一家はどちらかと言うと頭脳レベルの低い変わり者 奇人変人がごちゃごちゃ居る

その内 私の配下に納めアトランタ帝国の礎をこの地から発展させても良いと思っている

亡き母よ 見ていてくれ 近い将来アントニオ・タコ王として君臨したる!

タコに歌えば タコに幸あれ タコに恋せば タコこそ我命 タコッちゃうなぁ〜〜と言われるタコの中のタコになったる

貴女の王子は今 アントニオ家と言う正体不明訳判らん荒野にその第一歩を下ろしたのだ 期待して草場の陰から・・?応援していてくれ☆

本日をセント・バレンタコディと呼びアトランタコ帝国の記念日として歴史に刻み込んでおこう 其れがイイ!タコタコ♪