荒唐無稽の呑舟之魚に夢中だった☆

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今の子供は如何か知りませんが私メご幼少の砌の折には異常な程巨大な物に憧れて居ました
建造物・工作物・樹木・動物・・何でもです ピラミッド。万里の長城・・今でも大好き〜〜です
動物園に行っても象・キリン・犀・ゴリラなんてのは
今でも子供には人気有るでしょうけど大きさに惹かれるのじゃないかと想う程です
人間でもそう お相撲さんでも強い人より大きな人 大男なんて特に憧れ強かったです♪
骨でしか見た事無い恐竜・・今でこそ色んな分類で呼ばれていますがその昔一番巨大なのはブロンドザウルス?
(名前定かでは有りません 忘れてしまいました)って奴で地球の何処かにきっと居るなんて本気で想っていたものです


先日 千林の商店街でセントバーナード犬を連れて歩いているお人が居たのです
この犬が私が見た最大級のセントバーナード犬でした 
最近お目に掛かりませんから余計巨大に見えたのかも知りませんがこの年ですっかりウルウルに成ってしまいました
顔なんて私よりでかいのですからね 体重も私よりは有りそう 子牛程の大きさです
持ち主に言って抱きつかせて貰った程でした アハハ この年に成っても子供の時の気持抜けません★


大蛇何手のも興味津々 アナコンダやボア何て実在の物じゃなく昔話に出てくるオロチやウワバミの類です
こんな物が出てくる話は目を輝かせていたのです♪
ですから御伽噺の様なこんな話を親父に強請って良く聞いたものです
うちの親父が又 立川文庫や講談大好きの人でしたしね 良く話してくれました


岩見重太郎のヒヒ退治・里美八犬伝の八房と言う巨大な犬・何故か八幡太郎の大蛇退治・金太郎の大江山の鬼退治etc
もう余りに私がせがむ物ですから遂には種切れ 今度は其れをベースにして自分で勝手に物語を作っちゃう訳です
曰く有りげな地名を出して来て剣豪が何かを退治するって奴です
福井に九頭竜川ってのが有りますが何故九頭竜川と言うか・・・笑っちゃいますが荒木又衛門が9つの頭を持つ大蛇を退治したからだ 
その首から一本の刀が出て来て其れを洗った川だから九頭竜川に成ったのだ
なんて事を吹き込むんですから単純な私もう素直に其れを信じ込んだのです


ですから可也の年齢に成るまで九頭竜川の由来は其れだと思っていた程でした
私の育った第二の故郷 加賀市片山津温泉には柴山潟と言う比較的大きな湖有りますが
其処に呑舟の魚と呼ばれる巨大な鯉が居たなんて話も聞きました
滝登りをする鯉に金太郎が跨ってなんて掛け軸を見た事有りますが案外そんな所からヒントを得て親父が勝手に作ったのでしょう
後年 西村寿行が書いた『呑舟の魚』で その柴山潟に流れ込む動橋川って川に巨大魚居て如何って小説を読んだ事が有ります 
アハハ 親父みたいな作家が居るんだと笑っていました


中国産の草魚って鯉に似た魚は巨大に成るそうですが 何時だったか何処かの湖に2m以上の幻の魚居るとTVで見た事有ります 
多分草魚なんでしょう 結局曖昧で終わりましたが判らないままの方が夢有ってヨロシです♪
若き頃 忍野八海で1mほどの真鯉を見た事が有りますが是が私が現実で見た日本産の最大魚でした
片山津の柴山潟には雷魚の巨大な奴居ますが雷魚じゃ今一!やっぱ呑舟の魚は鯉じゃ無くっちゃねぇ☆
明日は その親父から聞いた柴山潟に居た呑舟之魚の荒唐無稽な話などしてみようかと ニコニコ♪