22・04・12 火 曇 25.0度
私は若い時に映画を夢中に成って見た事がある 其の頃は映画なら何処の国の奴でも良く見たしその感想をノートに書いて記録として残す程熱中して居たのだ
ジャンルも問わない！兎に角目の前にある映画は見ないと気が済まない程だったのだ その私がチャップリンの映画が好きで短編も含めて総統の数を見た
長編映画に関しては全て見たと自慢で誰にでも一端の通だと言われる事が愉しみで威張っていたのである
所が是が横着者の戯言で見ていない映画有ったのだ 其れが今日に成って初めてッ分かったと言う次第 いやぁ人間の思い込みはこんな事かと呆れていた
その映画がＮＥＴＦＩＬＸでやっていて面白い映画も無いし偶には昔見た映画でも見るかと見て見たら初めて見る映画でびっくりして仕舞ったのだ
若い時に見て忘れて仕舞ったのかと最初は思ったのだけどＴ大好きなチャップリン映画だしね 忘れて居た何て事は絶対無い！ その映画の題名はライムライトだ
何でこの映画を見たと思い込んでいたのかこの年に成って初めて見て愕然と成った程だったチャップリンの権威だと思って居た自分が如何に思い上がりだったかと言う事痛切に感じていた
さてその古いライムライトの映画だがこの作品は１９５２年に制作されていた 私が御年１０歳の折だ でも今見ても実に見応えある作品に仕上がっている
ライムライトってのは電灯が発明される前舞台照明で使われていたものだとか ライムってのは石灰の事で是を過酸化水素で熱すると強い光が発生するのだそうだ
又それを名声とか評判とも称して使われていたものだそうだ 映画は勝手の有名喜劇俳優が年齢と共に落ち目に成りうらぶれた劇場で駆っての栄光も薄れ細々と生きているのだが
バレーダンサーが自殺しようとしている所を助け大舞台に立たすまでに援助してやったのだが 今度はその娘が売れない芸人を励ますと言った純愛映画だ
劇中にチャップリンの芸達者な演技が挿入され改めて彼の演技力の素晴らしさを見せてくれる 私は彼亡き後ジム・キャリーにチャップリンの雰囲気感じていたが本家の名喜劇役者だ
舞台で色んなステップ見せながら踊るシーンなど今の踊りとは違った格調の高さを見てウルウルして居た程だった
こんな映画を見逃して居た何て・・・それでいてチャップリンの事なら何でもござれと思って居た自分自身に恥ずかしくって肩を竦めていたのであった
