何処までも控えめな私


私が朝食を摂るティファニーは満員で20人
常時は10人位で一杯と言う感じの喫茶店である
田舎町の喫茶店だから地元の人しか来ない
女性も滅多に見ない 客の大半はタクシーの運転手の人である



何故かって?近くにタクシー会社が幾つも在るのだ
少し早い時間そう6時半から8時半位までは夜勤明けのタクシー運転手さんが
朝から晩酌を始めると言う店なのだ



其処へ私がふらり行くのだから客も店もはっきり言って迷惑だ
だって盛り上がっている所に一人だけ混じって知らん顔してるんだもん
客は白けるだろうし 店だってもう一本出す筈のビールが引っ込んでしまいそうだからムッと為る
そんな客でももう是で何年と行っている常連なのだ だから店も仕方無しに容認している



その喫茶店で余りしゃべった事がない 
黙って行って黙ってモーニングを食べて新聞読んで漫画週刊紙眺めて黙って金払って帰って来るのだ
実は店に気を使っている タクシーの運転手さん達の邪魔にならないようにしている
場違いの人間が入っても白けないようにその店行くとインテリア小物に変身している訳



どうもそう言うところが私にはある 控えめじゃ無いのだが気配りし過ぎるのだ
以前にフィリピンバ-の女性に熱上げた事が在る もう15年いや20年も前の話だ
その女性の友達に気を使い始め気が付いたらフィリピンホステスの相談役見たいな存在に為っていた
勿論熱上げていた女性とも友達に為って仕舞い只の親切なおじさんに変貌してしまった
猛々しく燃えていたチンコは縁側で日向ぼっこを始めだす始末 大抵いつもこんななのだ
何でこうなってしまうのだろ?



遠慮している訳でない 誰にも遠慮の要らない立場やる気も満々なのだ
でも気が付くと何時も中途半端なジェントルマン 
今ネットの私のサイトに新しい人沢山見えている
当然女性も多い しかし何故かまた良い相談役のおじさんになりそうな予感
こんな予感は何故か不思議と当たるのだ チェ 面白くも無い!
なんか悪い星の元に生まれたか 背後霊確り私をガードしているようだ 
ニャロメ!