絵の好きな私が今一番注目している画家が千住博さんだ
そう余り彼の絵を見た訳じゃないが何処で見たのか白い絵の具が垂れているような絵を見た事がある
何を表すのか知らなかったが新鮮な感じを受けた
日本画で抽象的な絵を描く人・・そんな風に思ったのだ
ボロックや白髪一雄と同じ様な偶然を取り入れる画家?
その彼の製作過程を見せたTVが有った
フィラデルフィアの日本建築の襖絵だ
スプレーガンを使うなど私には目新しい物だったが感じたのは描く前に完成図が出来上がっている事だった
キャンバスに絵が浮かび余所見すると消えるのだと言う そんな物かと感心してしまった
出来上がった物を見るの勿論愉しいがその製作過程見るのはもっと愉しい
出来上がったものもそれは素晴らしい物だった 幻想的な琴糸の滝・・・?
素晴らしい絵を見た時自分もあれだけ描けたらと何時も思う
実際キャンバスに絵筆を下ろした瞬間 しかし自分の才能の無さに何時も挫折してしまうのだ
3年前の絵がまだ完成して無い
アメリカにノーマン・ロックウェルという画家が居た
写真を撮影しそれを模写するような感じで描いて居たのだと言う・・・一度で善いから見てみたいと何時も思ってる
日曜画家にも成れない私が絵を好きってのは自分が描けないからなのかもしれない
世の中には自分の人生の完成図を思い描きその通りに生きそして自分の世界を完成させている人が大勢居る
偉人.賢人と言われる人の中にそんなお人が多いように思う
しかるにだ ふと我に返り佇んでみる私は未だにイメージさえも持ち合わせていない
さんざ徘徊し是でもう大丈夫と思ったのに又引き返しているようだ
せめて人生に関しては一枚の絵を完成させる日曜画家のランクまで行きたいものである
見ているだけじゃ駄目なんだぞと言い聞かせている 小マルッ★