私がこうも見事に変なおじさんに成ったのは全て両親の所為だと思っている◎
私自身 メンデルの遺伝の法則っての詳しい訳じゃない
ルイセンコなる人が環境や教育で人が形成されると言ったそうだがそれも詳しい事は何も知らない
だがそれも有り得るかなと思っている
どっちにしても遺伝的にもその後の教育によっても変なおじさんに成る素質は備わっていたと思うのだ
別に責任転嫁をしている訳じゃない
何故ならその変なおじさん振りが大好きだし気に入っているからなのである☆
そんな私を産んでくれ変なおじさん教育してくれた両親に感謝しているからである ☆☆☆
子供の頃 両親をとうちゃん.かあちゃんと呼んでいた
一寸ええとこの子は父さん.母さん.更にランクが上がるとお父さん.お母さんになり
いっちゃん上はお父様.お母様とのたまわっていた
中には都会から引越しして来たような人の中にはパパ.ママなんて異星語をぬかす変な奴もいた
我が家には両親に対してはそのとうちゃん.かあちゃんと言う言い方しか無いのだとの掟が有ったのだ
一度父におとうさんと言ってみた 偶にはええとこの子みたいな言い方して見たかったからである
所が私の父は言う事に有るまいか
“そんな言い方されると飼っているサナダムシが尻の穴から逃げ出す、頼むから止めてくれ〜”そう仰って呉れちゃって〜〜だったのだ!
以来 学校の先生に対外的に両親の事言う時は父.母と言いなさいと言われても間違った事教えるな!と
頑としてとうちゃん.かあちゃんで押し通して来たのだ
それが中学生まで続き両親もそれで納得していたのだから
変なおじさんに成る事を親が助長したと言う私の意見は決して間違いで無いと思っているのだ
流石に中学生高学年に成るととうちゃん.かあちゃんじゃ恥かしくて親父.お袋に呼び方変わったけど●
その親父がそう目立ちはしないけど変な所が有ったのだ
人と争う事は皆無.何時もニコニコ顔.人に親切 特に女性にはとてもとても親切な人だった
私は良く知らないのだけどそうハンサムでない親父がもてもてで
ちょくちょく女性に朝まで親切にしてあげて帰って来たと後年お袋から聞いた事が有る位だ
関係ない話だけど 如何してその辺りが親父に似なかったのかと不思議で堪らない
マッ何も知らない他人から見れば実に温厚な仏のような人そう思われて居たらしい
親父は毎朝散歩に出掛けていた それも決まって近くの神社へだ
鈴を3回ガチャガチャ鳴らし拍手2回打ってチョコッと頭下げ“まんまんちゃんアン”と言って帰って来る
信仰心有る人だな〜〜と人は思うかもしれない 違うのだ!神や仏の存在を頑なに否定した人だったからである
“何しに行くの?”と聞いた事が有る 父の答えはそうするとオシッコの出が良い様に思う・・だった
逆に母はそれは熱心な宗教信仰家 神や仏が人の運命を全て決めるのだと言う考えの持ち主だった
だから一生懸命神仏に物事頼めば神も人の子?ちゃう神の子
人情?ちゃう神情有って願いを聞き届けて呉れると私に教えたのだ
ネッ 相反する事を両親から言われれば混乱して当たり前でしょうが
親父がもっと変なのは学校へ行こうとする私を捕まえて遊びに行こうと誘う事である
そんな誘惑には誰でも負けちゃうじゃない●だって親父が言うんだもん
それが草野球.草相撲見物や登山や魚取りや海へ貝取りや近くの町の祭りなんて私が大好きな物ばっかり
友達が一生懸命勉強している時にこんな事してても良いのかなぁ〜〜なんちゃって思いながらそれでもニコニコ顔しちゃう始末だ
そんなのが2日も連続で有って見なさい
流石に自責の念に駆られ学校へは行かなくっちゃ勉強もしなくっちゃと思ちゃうのである
だから私は登校拒否も引き篭もりも無く事も学ぶ事も愉しかったのである
ふと我に返ると変だけどそれが親父流子供教育だったような気がして仕方ない
いや或いは自分が私と遊びたいから?そんな子供じみた親父だったのかもしれない?
変なおじさんに成るようその頃から仕込まれたと私が思うの無理ないでしょ!
三つ子の魂は百までと言うけど薄っすらチンコに毛が生える頃まで徹底して変なおじさんに成るよう育ってしまったのだ
今は善悪も判らない.物の価値も判らない.世間も知らない.神仏も信じないそんな人間に成って仕舞ったけど
そんな風に産んで育てて呉れた両親を有り難いと感謝しているのだ
この年に成って時折亡くなった両親を思い出しとうちゃん〜〜かあちゃん〜〜♪とつぶやいて見たりしている
魂の存在さえも信じないから滅多に墓参りもしない
でも とうちゃ〜ん.かあちゃ〜〜んと呟くと一筋の涙と一緒に親父とお袋が懐かしい顔を見せてくれるのだ
どんなに年取ろうとどんなに惚け様とどんなにエロ親父に成ろうとこの思いはずっと続く気がする
支離滅裂で破廉恥で中途半端で甲斐性無くてだらしなくてエロ惚けていても変なおじさんでも構わないと思っている
今毎日が愉しいと思える人間に両親がしてくれたのだから!
実に素晴らしい事じゃないか?
変なおじさんと呼ばれようともエロ惚け親父と言われようともそれは最高だぜ〜〜!イエ〜〜イ〜〜花マルッ!