そんなものありゃ苦労しないか★

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昔、職人と言われる種類の人は徒弟制度で親方の元に住み込み・何でも雑用をこなし無給が基本
その代償として技術を教えて貰った 落語の世界は今でもその風習が根強く残っている世界です
よく知りませんが3年間内弟子で一つの噺を師匠から教えて貰えるのは3回だけと聞いています
後は師匠の高座を見たり他のお人の話芸を見て噺を覚える 今でもそう言う教育方法なんでしょうね
後は自分が如何に稽古をしてその話芸を上達させて行くか 本人の精進次第


近年 大学の落研と言われる所で落語やっていた人が噺家に成るケースが増えて来ました
そんな人が師匠に付いて内弟子に成るかどうか知りません 今でもそうなんでしょうかね?
私が落語が変わって来たと感じるのは今までとは様子が違って来たから?それを感じています 
八っあん 熊さん少なくなって自称落語通の薀蓄言わしたら辟易してしまう淫照り源ちゃんが増えたからですかね?
勿論今の時代 笑いの質が昔とは違いますし女性の噺家も増えました 
女性じゃ廓噺は似合わないでしょ★でも一度でいいから女性の廓噺聴いて見たい気もします☆


業種は違いますが大相撲の世界は今じゃ日本人なら学生相撲出身の人が殆どじゃないのですかね?
こっちの方はもう興味を無くして何年も見て居ないし良く知りません
その昔は親方が地方回って有望な中学生をスカウト 新弟子は部屋に所属して義務教育を終え力士に・・・そんなケースも多く聞きました
そんな力士が何年も激しい稽古をしても後から入って来た学生相撲の人にどんどん追い抜かれて仕舞うのも良く見ました
なんでや〜〜?勿論個人の力量も有るでしょうし一概には言えませんが稽古の仕方が違ったのではないかと私思っていました
親方は古いタイプの人も多いでしょうし昔自分が稽古した時とそう違わない教え方するでしょ
所が学生相撲ではもっと科学的な練習方法かも知れません それも見た事無いから判りませんけど


実力が数字で現れる世界では練習方法の良し悪しは其の侭数字に成って表れますから比較的簡単に練習方法の改善出来ます
然し芸能と言うものは誰かが見て感覚的にいいなぁと感じるもの それも他の演者との比較と好みで人気も決まります
最初に書きましたが 師匠が一つの噺を3回教えて後は本人次第という稽古の仕方は悪いとは言いませんが
如何にも古い徒弟制度の名残だと感じます 3回噺を聞いてそれを全部覚えられる訳でもなく台本やテープや映像で弟子は噺を覚えるんでしょう
師匠からは仕草やメリハリや人引き付ける話し方を習う?後は自分が高座へ出て見て今度は客の反応の仕方を身に付けて行くもの
高座は場数でしょうけど その前の段階として噺の仕方の巧拙 是に相当差が出ているのじゃ無いかと感じます


噺家さんはどんな稽古を自分で為さっているか知りませんが枝雀さんは一日の大半を喋る稽古していたと本で読んだ事が有ります
碁を上手に成ろうと思ったら打った碁石がダンプカーに一杯に成るほど碁を打てともやはり本で読んだ事有ります
でも 基本知らないでそれやっても効果は余り有りません 定石知らないで幾ら碁を打っても上達は早くならないでしょう
勝負に対する感覚は人それぞれですから定石知らないでも中には強い人も居ます でも基本知っていればもっと強く成れる筈と思うのです


私 下手な漫画を日記に描いて喜んでいますが絵を描く基本何も勉強していません 年取って描きだした事ですし若い頃は漫画なんて描いた事も有りません
完全な趣味・余技・・・ちゃうなぁヨタです★子供の内に絵が好きで毎日絵を描いていてそれから美術学校で基本から始めればもっと短時間で上達かもです
それからの事はその人の才能ですから大家と言われたり巨匠と呼ばれたりするお人はそう居ないかも知れません
絵は描いた物を自分の目で見て何処が悪いか判ります 所が自分の話は自分だけでは良く判りません


ですから話芸ならビデオカメラにとって名人のそれと並べて見て見れば一目瞭然だと思うのです
自分の芸を客観的に見る それだけでも違って来る筈です 
古い練習方法も大切ですが自分の噺の映像を師匠なり先輩に見て貰い何処が良くて何処が悪いか?それを指導して貰えば問題は直ぐ解決?
アハハ 偉そうな事言っていますがそんな程度の事は何方もやっていらっしゃってるんでしょう
落語だけに留まらずあらゆる良い物を見て巧い人の噺を多く聞いて自分でもダンプカーに一杯に成るほど練習する 
なんだかだと言いましたが名人への近道は是しか無いんでしょうね お後が宜しい様で〜チャカチャンリンチャンリン〜☆