一時代を築いた名人を追い越すのは至難★じゃ如何するか?

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本日も大阪天六暮らしの今昔館へ落語を聞きに行って来ました♪
今日の出演者はレギュラーの桂出丸さんとゲスト桂宗助さんです
桂出丸さんは桂ざこばさんの弟子 朝丸と名乗っていた時に入門されたようです 1985年だそうです
桂宗助さんは桂米朝さん直系の弟子 でも入門が1988年ですから宗助さんからすれば出丸さんは分家筋ですけど兄さん?
序列の厳しい芸能界では例え年下で一日でも早い入門の先輩は兄さんと言って敬意を表しないと行けないようです
人気とか噺の巧拙は関係ないのですかね 実力がスポーツと違って数字で現れない世界では実に封建的ですがシャー無いのでしょうか?


観客の好みも有るでしょうけど天才的な話術を持っていた古今亭志ん朝さんなんてこの人だけは別格だったのでしょうか?
入門して僅か数年で真打に成り将来は大名人に成るだろうと誰しも思った人ですしね
親父さんの古今亭 志ん生の語り口を愛する人それは多く居ましたが 私なんか志ん朝さんの方が噺は格段に上手いと思ったほどです
真打で相当年季を積んだ人なら観客個人の好みですから噺の巧拙を言う事自体がナンセンスかも知れませんが
其の噺を得意ネタにしていた名人と言われる噺家さんと如何しても比較してしまいます 本当は関係ないのですけどね★


今日は宗助さんが仁鶴さんの得意ネタ『御用日』を出丸さんが三代目春団治さんの18番『皿屋敷』です
仁鶴さんの噺や春団治さんの噺は是でもか是でもかとDVDで見ましたしね
それは出丸さんも宗助さんもお上手ですが比較をしてしまいました 
古典と呼ばれる物は是が有ります 名人より上手く成ろうとするなら彼らより一席でも多く高座に掛け稽古も一回でも多くやらないと無理?
それをやったとしても名人上手を追い越すなんて至難 彼らとは違う味で勝負しないと無理でしょうねぇ◎
私が陽水や堀内孝雄の歌好きだからと言って才能有りませんから彼らが歌った倍の数歌っても追い越す事は無理でしょ
一曲でも彼らを追い抜きたいと思ったらダンプカー一杯に成るほど歌って 彼らと違う歌い方を身に付ける それしかないと思っています


今・今昔館ではアルフォンス・ミュシャの展覧会やっています 個人的には余り好きなタッチではないのですけど絵は抜群の上手さです
絵画にもど素人の私 ムツカシ話は出来ませんがアール・ヌーボーミュシャと言われるほどのお人です
何が素晴らしいと言って私は曲線をこれほど見事に描ける!使いこなせる人だからと思っているのです
ガウディーでもそう・・・線一本に色気を感ずるのです ミュシャの一本一本の線にお洒落な色気を感じます
力強さって無いかも知れませんが優雅さと気品が其処に否応なく座り込んでいる・・て気がするのです♪
私の力では模倣する事さえ至難です 女性のデッサンを見ましたがタダタダお口ポカーンでした まぁ懲りずに一寸ずつ描いて見る


落語も絵も基本的には何も変わりません 名人上手と言われた先達の模倣から始まって自分の味を出す!凡才は是が定石ですかね
その アール.ヌーボーの雰囲気取り入れた建物が紹介されていましたので見て来ました
大阪にこんな建物が有ったなんて今日の今日まで知らなかったのです 日記長く成りました 明日にでも ニコニコ♪