2014・05・05 月 晴 26.0度 16：00現在 マドリッド
旅20日目 ホテルの部屋へ戻れば最初にする事がベッドに倒れ込む事に成ってしまった★
疲労が極限か風呂に入る事も後回し兎に角短時間でも体を横にする事！少しでも眠らないと立っても居られないのだ
何も知らない町で言葉も禄に話せず緊張もしているしシャー無いとは思っているが疲労が回復しないってのが悔しい●
さて今日は一番気に成っていた日本領事館へ行ってパスポートの再申請をして来る日だ！
本籍地が元住んで居た石川県加賀市だから其処に住んでいる姉に領事館まで戸籍抄本を航空便で先月送って貰って置いたのだ
領事館へ電話して確認したら届いていて午前中に書類を提出すれば午後には発給出来るとの嬉しい返事だった
領事館の地図もホテルへＦＡＸで送って貰って勇んで領事館へ向った
大体 旅行に来て領事館へ出向くなんて経験するお人はそうは居ないだろ●抜けている私の様な者が偶に訪れるだけだけなんだろうね★
マドリッドはスペインの首都！自治州としての人口は550万人 マドリッド市は300万人だから大阪と余り変わらない
然し面積的には遥かに大きい様に感じる 緑が多い街だ 中心地でも大きな公園も有るし広い通りの並木は大木で町全体が青々としている
まして領事館の有る辺りは一般民家でも高級住宅地なのか庭も有って樹木も多いし閑静な場所だ
通りも綺麗だしホームレスの姿も見当たらない リュックを担いで歩く人も少ないしＴシャツのラフなスタイルって人も僅か
男性も女性もスーツ姿で手には書類ケースやパソコンや鞄持って歩いている人が目立つ
大きな企業のビルも多いのかも 勿論他国の大使館や領事館等も密集している様だ
日本領事館の近くにはアメリカ大使館が有った 入口にはシティポリス・スペイン軍隊のポリス（憲兵？）・そしてアメリカの警備兵と物々しい
日本は建物内部に受付が有って警備が一人常駐だけ アハハ大分差が有る アメリカはテロに狙われ易いから警備も厳重なのかね？
パスポートは盗難届けの書類や身分証明と成る運転免許証の提示をしたが戸籍抄本も届いていて実に簡単な手続きで終わった
写真は領事館から少し離れた写真屋で写した物を持って行ったしね 申請費は日本円じゃなくユーロで125ユーロだった
4時頃発給出来るからその時間に取りに来れば渡せると嬉しい返事 4時半に門を閉めるから遅刻するなと念押されたけど♪
4時間待たなくちゃいけなかったので昼食と大使館周辺の散策で時間潰そうとレストランを探した
こんな場所でもカフェテラスの有るレストランが多く 客はビジネスマンかお役人風の人ばかりだった
男性はネクタイ着用の人多いし女性は黒っぽいスーツのキャリアウーマン風だから今までのレストランとは大分感じが違う
中国人のやっている中華レストランがあったので其処にした スペインで初めて中華屋さんだ
ラーメンが食べたくて注文したが出て来たのは焼蕎麦だった 肉料理を何かと頼んだら酢豚！どちらも日本で食べる味と全く同じ様で妙に嬉しかった
その辺りをウロウロ歩き回っていたら道を間違えて迷子状態に★領事館に着いた時は閉門時間から15分程遅れてしまった
でも係りの人はちゃんと待っていて下さったのだ 恐縮したけど大感激！未だ30歳少しばかり超えたお年の女性だったが実に親切な対応をして下さった
現地採用の職員の方だそうだ キャリア組じゃ無いからか役人らしい雰囲気全く無くスペインで日本人の良さに感心したほどだった☆
パスポート貰ってやっと肩の荷が下りた もう大手振って何処へでも行ける！そんな気分・・・盗難届けが身分証明書代わりじゃねぇ★
時間遅くなったが昨日疲れて見に行かなかったソフイア王妃美術館が未だやっているのを確認して意気揚々と寄る事にした
この美術館の事はピカソのゲルニカ有る事意外何も知らなかったのだけど名前からして古い時代の作品も多いのかと思っていた
現代美術館だった 世界の近代画家の作品が網羅されていた 特にスペインが生んだミロとピカソはバルセロナで見たよりも充実していた
ダリの作品も多数でそれだけでも日本なら大展覧会出来るほどだ これほど作品の数々を別々にでも見たってのも今まで一度も無い
抽象画家ってそうも知らないのだけどそれでも今まで見聞きした人 全部と言っていい程収蔵されているんだから見応え有るなんてそんな程度じゃ無いんだ
又又広大な展示場を見て廻る苦行の様な絵画鑑賞に成って仕舞った 意気揚々で来たのはいいが1時間もしない内に意気消沈だ★
でも 此処にはピカソの『ゲルニカ』が有る 他の物は兎も角 この美術館へ来た目的ってのが是を見たいが為だ☆
多分この作品はこの場所でしか見られない門外不出の絵だろうしね♪写真では何度も見たが現物は予想より大きな作品で４ｍ×７ｍの巨大な物だった
大きな展示室にこの絵一枚だけ展示 係の人が何人も警備している国宝並みの扱いだ・・実際にもう国宝なんだろうけど
この美術館もフラッシュ焚かなければ写真撮影ＯＫなのだがミロとピカソの特別コーナーは写真ＯＵＴ！それも特別扱いだった
世界中の人がこの作品を見に押し寄せるんだろう 其処だけは満員盛況 100人余りが群がっていた
私は抽象画の良さが判らないしそう好きでも無いがゲルニカには凄まじい迫力を感じた 只それだけってのが情けないけど★
ミロやピカソに神の領域を感じるって人も居られる位だ
ワインや日本酒の美味さってのを全然判らないのと同じ事で悟りの域に達した人の絵を見ても凡人のしかも惚けも進行中の私には理解出来ない
アハハ 禅の教えの難しさと何も違わないんだろうね 道究めれば何が大事かそれを判ってその心が絵から滲み出しているのを見つけられない
口先だけの奇麗事言っている偽物が氾濫していてもそれを勘違いしてしまうって事も多いしね アハハハ関係ない話に成ったか ゴメン！
スペインの建築家のコーナーもそれは多彩だった
建築なんて私は何で芸術だぁ〜って思う性質だけどスペインの昔や近代建築は芸術かも知れないと思った♪アハッ単純なんだ★
ソフィアの近くに面白い建物有って何かと思って入ってみた 誰の設計か知らないが実にユニーク カイシャ財団の美術館だった！
アマゾンや北極や砂漠の人や動物・風景の写真展とＰｉｘａｒのアニメやキャラクターの展示だった
写真展はモノクロばかりだが撮影の感覚が素晴らしい 誰が撮ったか名前も読めなかったけど これが大層な人気 若い人でごった返していた
まぁ 疲れ果てていたけどあらゆる事に満足して戻った
ホテル隣のレストランでビール飲みながらの夕食も余り変わった食べ物では無かったが妙に美味くて満足！
パスポート手にした事で安心したからか？バスタブに浸かってしみじみ満足出来るっていいもんだなぁ〜って満足していた♪
