ほんの短い間だったがフランスにも行っちゃったもんねぇ〜〜☆

2014・05・09 金 晴  20.0度  15:00現在 フランス ブリッツ
      
旅日記24日目  ブルゴスの駅まで又タクシーだ セントロからだとタクシー代も馬鹿に成らない 20分近く走るのだしね 其れも半分が自動車道だ
時速120kmの道だから 距離としてはかなりな物 タクシー代幾等か忘れたが結構払った覚えがある 
でも行きも帰りも運転手の人は親切でマドリッドのタクシーとは大違い 大都会のタクシー運転手は遠回りする事に情熱燃やしている様だ★
お釣りをチップとして取らなかったらその運転手が改まった口調で何か言うんだ★チップが足りないのかと聞いたのだけど言葉判らない●
その運転手段々おどおどしだして遂にはしどろもどろ★何だろうと私も不安に成ってメーター見間違えてお金足りなかったのかと思った


中年のおじさんだったが遂にはメモ紙取り出してなにか書いている 
スペイン語見ても読めないのにと其れ受け取ったら何と達筆な英語で『良い旅行を・・・♪』って書いてあるじゃ無い 
深刻な顔付きだったから何かと思ったのだけど英語を上手く喋れないから緊張していたのかも★でもそのメモ見てジーンと来たよ♪
経った20分程度の時間で発した言葉はブルゴス駅までだけだったのに♯ 嬉しくて貴方も良い一日をって言って握手した程だった☆
人間って言葉判らなくても一寸した心遣いで人との気持ちのいい関係持てると再確認させて貰った気分だった☆


ブルゴスの駅着ても未だ何処へ行くか決めて居なかった ガリシアの方面へ行こうか フランス国境に近いバスクの方にしようか迷って居たんだ
待ち時間の短い電車で海辺の街なら何処でもイイ・・またまた駅員に訳判らない会話で説明する羽目に成った
大体 どんな街へ電車の路線が有るか皆目知らないんだから話にも成らない 
所がこの駅員さんが輪を掛けた親切な人で私の言葉を理解したのかカウンターの向こうから出て来て付いて来いと案内してくれるんだ
其処にはマドリッドでチラッとしか見せて貰えなかった鉄道路線図が掲示してあった PC有れば一発で手に入れられる物

是が無いばかりに苦労したんだ 『ガリシアア・コルーニャか巡礼の道の聖地サンジュアンもいいけど時間も掛かるし待ち時間も長い乗り換えもある★
バスクのドノスティァ・サン・セバスティアンなら距離もそうないし一本道で10分後に出る 是でいいんちゃう?』親切にそうアドバイスしてくれた♪
即それに決めようとしたら 『2等車満員で一等車しか無いけど如何する?』って言われた 値段聞いたらそうびっくりする金額でもないし其れをお願いした
だが待てよ!帰り満員でマドリッドに帰るの遅れたら飛行機乗るのに支障有るかも? 帰りのマドリッドまでの切符も今買っておこう そう思ったんだ
午前中の早い列車で帰りの切符も買って置いた  アホだった!マドリッドで一泊し次の日の夜立つんだからもっと遅い時間でも良かったんだ★

一等車は 通路を挟んで二列の席と一列の席 それだけ2等車の一席分だけシートがゆったりしているだけだった シートも幅違っても2等車と同じだ
この列車にはビュッフェも付いていた ビールとお摘みは駅の売店には売っていなかったし其処で調達する事にして改札へ
だけど改札口に駅員居ないんだ マドリッドはちゃんと居たけど田舎だからなのかね レオンでも駅員居なくて勝手に入って勝手に出たしね
如何もその役目を車掌がしている見たいだった 検札は一度だけだが何度もチェックをしている気配だったもんね
サン・セバスティアンまでははっきり憶えていないけど3時間余りじゃ無かったかと思う フランス国境に誓い街だ♪
ブロゴスは快晴だったが北の方は天候余り良くない事は知っていた 電車は平地から段々上りに成って両側の山も高くなりトンネルも長く多く成って行った
トンネルじゃ無くても耳鳴りするほどだったから相当高い所を走っていたのだろう ピレネー山脈の端っこのほうなのかも知れない
雲が低く垂れ込め今にも雨が振り出しそう だから雪山は全く見えなかったけど★見たいと思っていたんだけどねぇ★


昼過ぎにサン・セバスティアン到着!この街は典型的リゾート地だった♪海岸近くには豪華なホテルとお洒落なコンドミニアムがズラリ!
一軒の4ツ星ホテルで値段聞いてみたが平生なら90ユーロだが今日は155ユーロだとか 休日前で値上げした?フンッ足元見やがって ニャロメッ●
海岸まで歩いて行ったが海は結構荒れていてサーフィンをしている人も でもカンタブリア海見られて感激していたけどね

シティマップを眺めてホテルを探していたら本当にフランス国境に近い街なんだ 其処でムラムラムラ☆
パスポートも手にした事だし何も此処じゃなくてもフランスで泊まってもいいじゃ無いか 列車で国境超えるなんて初めての経験だし其れもやってみたい♪
いこいこ!〜〜だ 早速その辺りのお店屋やホテルで聞いてみると隣町のヘンダイヤって所まで行き 其処からフランスへ行ける電車が出ていると知った
ヘンダイヤへ行くには今まで乗って来たレンフィとは別の私鉄みたいだ サン・セバスティアンから30分程度で行けるとか
其処でフランスの電車に乗り換えるんだそうだ 電車で国境を越えるのじゃ無いみたいだ 出入国審査も一切無し 大体国境の検問所すらない
EUに成って一つの大きな国に成った様な物 パスポートなんて不要みたいだ 飛行機で行く時はどうか知らんけど★


仕舞った〜!其れを最初から知ってりゃパスポート無くてもポルトガル行けた筈だ あはっ今頃知っても後の祭りだけど★
フランスの電車はスペインとは全く違った 客席が映画で良く見るコンパートメントに成ってるんだ
対面式の3人掛けベンチシートが一つの部屋 其れがズラーッと並んでいる 何処の席もがらがらだった 
スペイン側はヘンダイヤと言う街だがフランス側は違う名前なんだろ ひょっとして逆なのかも知れない  どっちにしても始発駅だから空いていたのかもだ
ブリッツと言う街まで行く事にした 海の傍でスペインに近い街 停車駅は2つ目だったか電車で15分の距離だ
国境何て無いに等しかったがフランスへ入った途端建物が一変した 低層の木造の住宅が俄然多くなり窓枠とか鎧戸に原色や淡い色合いの塗装した物が増えました
スペインのコテコテ観が一掃されてしまいました たった国境超えただけでも是だけの違いが有るなんて 勿論言葉や考え方でも違うんだろうし♪

駅から海辺まで10分 タクシーが一台も停まっていない田舎町の駅って感じ 偶々通りかかったタクシーが客が待っていると無線で連絡 それでタクシーが来る
このブリッツと言う街もフランスのリゾート地?スペインよりもっと多くのサーファーが海に入っていた 荒れては居ないけどうねりの大きな波が押し寄せていた
日光浴や海水浴をしている人も其れは多かった ずっと北部の方は雨降りだった様だが久し振りに晴れて人が海に繰り出したのかも
大きなカジノも有る観光地の様な雰囲気の街 スペインの様に広場も有るし其処にはカフェテラスも有って食事をしている観光客も大勢
聞こえてくる言葉が体痒くなる様なフランス語ばかり 女性はスペインと変わらず美人多かったけど  アハハ直ぐそっちに目が行く♪
是非 この街で泊まろうとホテルで値段聞いてみたらサン・セバスティアンの半分値 何でこんなに差が有るんだ☆
所が問題がある!次の日予約したサン・セバスティアンの電車に間に合う電車が無いんだ 是には困った
簡単なのは スペインのレンフィへ電話して予約をキャンセル 別の遅い便に変更して貰えば一挙に問題解決なのだけどその電話が出来ない 泣ける!
 


帰りの電車の予約なんかしなけりゃ良かったと思ったよ★ツーリストインホメーションで相談したら何とか成るかと行って見れば15分遅れで店仕舞っている
フランスの鉄道会社の事務所有るからって聞いたので行って見りゃ其処も終業だ シャー無い!
切符破棄してでも泊まろうかと思ったが勿体無いしそれに帰りの電車の席取れなければ今度は帰国に問題生じるかもだしね 諦めた!
簡単に言っているがこれだけの事を何人の人に聞いた事か★ホテル・美容院・薬局・タクシーの運転手 今度はフランス語で会話が返って来るんだぞぉ〜〜★
どうせスペイン語もフランス語も判らないんだから大した違いは無いけど★でも聞いた人は皆女性ばかりだ 女性は男と違って親切だもんね◎
それも色っぽい美人の年増にしか聞かないもんね♪化粧品店で聞いていた時一際お美しいマダムが鉄道の事務所まで案内してくれたほど☆
もうほっといてお茶か食事を誘いたい位のものだったよ☆スペインの女性もいいけどフランスのお人もいいねえ〜〜◎まぁ綺麗なら何処の国でもいいんだけど◎◎☆

ヘンダイヤのサン・セバスティアンへの最終電車に間に合うようにブリッツの街歩き回ったり食事したりしてフランスへ来たんだぞッって自分に言い聞かせていたけど♪
ブリッツには薄暗くなり始める8時半頃まで居た 又駅にタクシーで戻り電車に乗り込み ヘンダイヤへ 付いた時にはもう辺り暗く成っていた
このヘンダイヤって所も観光地なのか 駅の周辺にもホテルは1杯有るし時間も遅いから此処で泊まってもいいのだけど
マドリッドへ帰る電車はサン・セバスティアンだし一寸不安な気もするしサン。セバスティアンに戻る事にした 
終電車で乗客少なかったが途中の駅で次々人乗り込んできて座席半分位は埋まった 
もう次の駅位がサン・セバスティアンかなと思う位の所まで来た時乗っていた人が数人残して殆ど下りちゃったのだ 乗って来る人も僅かだったが居た
変だなぁ〜と思いながらも未だ人も残っているしそのまま動かなかったんだ すると如何だ!電車が来た方向へ戻りだしちゃうじゃ無いか☆
今の駅が最終電車の終点だったんだ んもう〜〜〜★慌てて次の駅で降りたが さっきのが最終電車だからもうサン。セバスティアンには行けない
シャアー無い 街でタクシー拾うより手が無い 所がこの駅付近は完全な住宅地 マンションばかりで通りは真っ暗 タクシーなんて一台も通らない
歩くにはかなりの距離有るしね 本当に困って仕舞った 向こうの方に明かりが見えたので行って見るとガソリンスタンドだった


給油している人にタクシー乗り場は無いか 無ければ申し訳無いのだけどタクシーを呼んで貰えないかとお願いしたんだ
何処へ行きたいんだって聞かれたからサン・セバスティアンへ ホテル決めてないんだけど駅に近いそこそこの値段のホテルに泊まりたい って言うと
この辺りはタクシー乗り場もないしタクシー呼んでも中々来ても貰えない様な場所だ 俺が送ってやってもいいが一寸待てと言って給油をしている人や
来た人に行く先を尋ねてくれているみたいだった 初老のおばさんが給油に来て彼と少し話して居たが彼が笑顔で戻って来てあの人が少し遠回りだけど送ってやると言ってくれてる
安心して乗せて貰えって言ってくれるじゃ無いか 是にも嬉しかったねぇ〜〜☆夜も10時回っていたしね 本当に心細い思いをしていたんだ★
こんな一寸した親切な人の心遣いでスペインって国やスペインの人を好印象で見てしまう クソッタレな泥棒も居るけど多くの人は親切な人が多いのだと改めて思った次第だ


このおばさんがわざわざ私を遠回りで送ってくれると言うお人 もう顔に私親切な人よって書いて有りそうなお人だった
ほんの短い時間だったが 日本人の友達も居る 京都のなんたら舞子さんて日舞のお師匠だけど知っているか?日本人は本当に素晴らしい♪スペイン良かったか?
そか明日帰るか?気をつけて帰れ!こんな事立て続けに言われてみろ!涙出てくるような気分に成るってもんだ 最後の最後までスペイン来て本当に良かった〜〜って思っちゃったよ☆
ホテルの前まで送って頂いてお礼にお金をとも思ったが返って失礼に成る気がして鞄に入れてあったビールのお摘みの南京豆 封切らずに入れてあったの思い出し 
お孫さんにでもと手渡し 堅く握手して最敬礼を車見えなくなるまでしていた☆アホな旅しているが是が有るから旅っていいんだ♪


このホテルは前にも何処かで泊まったホテルだった 以前より大分高かったがまぁ155ユーロでも無かったしシャー無い 実質最後のスペインの夜を満足しながら寝た♪