そか!フラメンコってのはこんなに感動する踊りだったか☆

2014・05・25 日 晴 26度 16:00現在
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旅日記10日目はセビリアからコルドバです

スペインではコルドバグラナダでフラメンコを見て来ました
日本でも実物は一度位しか見ていません 其れも短時間一曲だけだったと思います ずっと昔の事でした 何処で見たか忘れましたけど★
随分前にTVで長嶺やす子さんてお人の踊り見た事は有りますが何か気障ッ多らしい踊りだなと余り興味も持ちませんでした
男性でも小島章司さんなんて方が素晴らしいと聞いていましたが見た事は有りません
其れが何で急に興味を持ち出したかと言うと20年位前金沢で日本舞踊を見てからです 丁度甲状腺障害でハイに成って酒に溺れていた時でした
何かの踊りで舞台を踏み鳴らす場面が有ったのです それが強く印象に残ってそう言えば以前何処かでこんな場面見たな?と思いフラメンコ思い出した訳です
その時は只それだけの事でした 京都の宮川町でも歌舞練場で踊り見た時矢張り同じ様な事が有って今度はフラメンコを見て見たいそう思うように成ったのです


どうせ見るなら本場で本物を・・・夢に成りました 
外人コンプレックス強い私メの事 アメリカの黒人が歌うソウルやジャズは日本人が真似しても何処か違うと感じていました
そら日本人でも上手い人は魂揺さぶる歌い方する人はいらっしゃいますが一味違うなぁって気がするのです


例えば日本舞踊を外国人が踊ったとして・・(余り見たこと有りませんが)日本の真髄なんてまぁ無理だろうと偏見も持ってしまいます
其れと一緒でどんなに上手いフラメンコを踊ろうとスペインの人とは違う味の踊りじゃ無いかと独断していた訳です
ですからどうせ見るなら本場で〜〜です 今回の旅行では其れを楽しみにしていました
コルドバグラナダの2箇所でフラメンコを見ましたが相当違いました グラナダでは諸に観光客相手のショーって気がしましたしね
観光ツアー業者がホテルと契約し客をバスに乗せて運び込む ですから踊りはそれらの人が到着するまで始まりません
場末の2流ダンサー?言い方悪くて誤解招き易いですけど踊りは確かに上手かったですし感動もしたのですけど本物と言うには一寸違うかなと思いました


フラメンコなんて元はと言えばジプシーの人達の踊りと聞いています 旅芸人の踊りってな雰囲気も有ったかもです
それも時には春を鬻ぐ一団も有ったと言いますから酒席の場で扇情的な踊りを見せていたかもです
日本で言えば出雲阿国が京都四条川原で人気出るまで彼方此方流れ歩いた そんな感じと思っていました
彼らが定着した場所でフラメンコを踊りとして確立して行った 歌舞伎と同じ様な経過です 世界中人のする事そう変わりないんでしょう


コルドバで見たフラメンコは格が一団上だった気がします 私は開演時間に合わせてその場所までタクシーで行きましたが他のお人も個々に来ていらっしゃるようでした
その開演も5分ほど遅れましたが時間どおり 客が一杯に成ったからさぁやろうかってな物じゃ有りません
メンバーもおじさんのテノール歌手?が二人 フラメンコギター弾くおじさんと少し若手のギタリスト2名 女性ダンサーも30歳かその辺りの比較的若い人4名
男性は2名と言う編成 舞台も広く照明も極シンプルでした グラナダは赤や青に照明が変化しまるで場末のストリップ劇場の様な雰囲気でした
歌手のおじさんの声も朗々としてそれは迫力有りましたしフラメンコギター弾いていた人等は真っ先にギターの独奏を聞かせる位の腕前
ギター演奏に付いても全く知りませんがかなりのテクニックを持った人かフラメンコギターってこんなに素晴らしいのかと感心していました


劇場の建物が又凄いんです 如何も客席は屋外にテントの屋根をしていたみたいですから屋敷の中庭で見ていた気がします
回廊が有りましたしね 私フラメンコって女性の踊りと思っていました 男性なんてその女性の踊りの相手するだけってそんなイメージだったのです
ギターの独奏終わって踊りの最初が男性のソロの踊りでしたが その迫力 吃驚してしまいました 靴の音が一種のメロディ
踊りも激しいですしね 気障な踊りですけど★歌のおじさんとギターがその踊りを盛り上げる演出も其れは見事
場内から拍手も掛け声も出ますしね どんどん盛り上がる訳です ダンサーも其れに応えて段々トランス状態で踊り狂うって感じ
そう長い曲では有りませんが汗が飛び散り髪の毛が逆立つ感じです 踊りの人は筋肉使うからか見事な肉体ですしね 見惚れる女性も☆
見ているだけでだんだ興奮して何か叫びたい様な衝動覚えます フラメンコってのはこんな踊りだったかと大満足でした


女性の踊りも素晴らしく踊っているだけでそのダンサーエクスタシー味わってんじゃないかと思うほど カスタネットを使って踊る踊りも其れは見事でした
演奏と歌と手拍子とそして踊りが一体と成って見ている人を何が何でも感動させちゃうぞってそんな感じです
トリで違う男性がこうもり傘をステッキ代わりにした新しい感覚?の踊りを見せましたがいい仕事してるなぁ〜〜です
タップの音が違うんです 踊りの巧拙私には良く判りませんがいい物は日本舞踊でもそうですがズサリと心臓を刺される心地する物です


私は闘牛ってのを好みませんが あのマタドールが甚振る様に牛を扱い最後は冷酷無比に剣でその牛殺しちゃいますがあのポーズがこの踊りと共通しているのじゃ無いかと感じました
アハハハ 観客の私はその踊りでくたくたに感動させられ二時間近い踊り終わった時は虚脱感で立つのも億劫 殺されちゃったかもです
いや〜いい物見たと大感激でした この劇場の傍にメスキータと言う宮殿か何か有ってこの劇場も入場料取って見せる建物の一角に有ったこと次の日に知りました
カメラの電池充電中で持って行きませんでしたが惜しい事しました 動画でとってお見せしたい位な優れ物でした 
本日の日記はスペイン旅行番外編 フラメンコ日記でした ゴメン!