笑えない自分の生き方にガクリ★

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暮らしの今昔館が落語祭と称して今月は3回落語の公演が有ります♪
此処では何故か桂出丸さんと言うざこばさんの弟子がレギュラー!それにゲストが毎回入れ替わりってスタイル多いのです
暮らしの今昔館という施設は江戸か明治か知りませんが大阪の商家を模した町並みが館内に作ってあり
その一軒薬屋の座敷と庭で落語会が開かれるって雰囲気なのです 
毎月一回程度開催されています 今では常連さんも何人もいらっしゃいますが出丸さん贔屓の人もお出でなんでしょう
入館料が安い事も有って毎回満員です と言っても座敷を模した場所ですから5〜60人が入れば満杯です


そんな場所ですからギャラなんてそう高くもないのでしょうけどそれでも寄席の少ない大阪ですし落語家にとっても貴重な場所
以前はワッハ上方でも毎週講談や落語・漫才をやっていましたがそれが無くなりましたから公共施設主催の定期寄席は此処だけです
大抵2人の人でやりますが一時間の公演 ですから一人30分見当の話が多く成ります
今日は出丸さんと少し先輩に当たる笑福亭伯枝さん!先輩に敬意を表してか出丸さんは青菜と言う噺を20分程度で切り上げました
私は よく知りませんがこの青菜なんて話は入門した新人さんが最初に練習する噺じゃないかと思っていたのです


江戸前でも上方でも時蕎麦・時うどんと呼ばれる話なんかもその類の噺なんでしょか?
出丸さんは入門して40年近いキャリアの持ち主 それでも中堅と呼ばれる位置なんですからね 芸人と言うのは大変な商売です
珍しい事にその彼が今日噺を途中で間違えちゃったのです 勿論人のする事ですから間違えた事を言う時だって有ります
桂文楽さんでも高座で登場人物の名前を失念し『勉強し直して参ります』なんて言って噺を中断して高座下りた事有ったほどです
その噺を始めて聞く人は間違った事も解らないかも知れませんが入門話?(そんな言い方するのか知りませんが)ですから
私なんか新人さんで何度も聞いていますしね 肝心の所間違えたんじゃ本人が一番堪えている間違いでしょう
噺ってのは難しい物だと改めて感じた次第です


アホな日記朗読なんてしていますが こんな短い話をしても読み違えてしまったり噛んでしまって言い直しもしてしまいますしね
間の取り方一つ上手く成りません まぁ何の仕事でも完璧にこなすなんてどれだけキャリア積もうと無理なのかも
人ですから体調も影響するでしょうしね 下手なカラオケ歌っていると良く判ります 元々下手な歌が自分でも今日は最悪だなぁって思う時有りますもん
スター歌手でも自分の歌詞を間違えて歌うって事は有るでしょう まさか音程は外さないでしょうけどね
芸と言うのは一回限りの物の積み重なり それだから難しいのでしょう 
中途半端な私 今までの生き方も間違えてばかりでした その積み重ねで今日まで生きて来た様に思っています
その割りにちっとも堪えていません 自分に間違えちゃったぁ〜ゴメン!って言って居るだけ アハハ観客居ないから平気なんですかね


そう言っても日記で臆面と無くその間違いを人に見せてんですからね 間違う芸を人に見せてんでしょうか?最悪の芸ですか? 
落語見に行って笑えない自分の生き方に思いを馳せていました パタッ!