今に成って知る温故知新★

2014・04・09 水 晴  20,0度 18:30現在
               日記朗読リンク

鎌倉時代に吉田さんと仰るお人がエッセーを書いておられたのだそうだ
有名なお人と聞いているがその本の題名は知っていても読んだ事も無いし何がいいのかもさっぱり知らなかった
2〜3ヶ月前に古本屋で105円で買った本が有るのだが実はこの作者の事も本の事も何も知らなかった
『清貧の思想』って題名に惹かれたんだ 何時もビンボーを売り物にしている私だけど清貧って何だぁ〜〜?って思ったのだ
私自身は赤貧だと思っていても清貧何てとても似つかわしくないしね
その本を書いた人が中野孝次と言う作家?はたまた思想家?何かそんな人でその本がベストセラーに成った本だと後で知った程★


所が この本がまぁ面白いのなんのって世俗を捨て粋に生きた人をワンサカ紹介してあった
その中で 中野さんはこの吉田さんの書いたエッセーや鴨長明さんを激賞して居られたのだ 
そりゃ 読んで見ないといけないと思い図書館へ行って吉田さん関係の本を借りて来た訳よ♪ 名前だけは知っていたけど自慢じゃ無いがチロッとも読んだ事無い!
徒然草』って本だ 本物は私に理解出来る生易しい本でも無さそう で、中野さんが解説されている『すらすら読める徒然草』って本にした


もう随筆のお手本と言うべき名文で31歳で世俗を捨て仏門に入った吉田さんの軽いけど奥の深い本♪
比較にも成らないほどの本だが言っちゃ悪いけど私の何でも有り絵日記と雰囲気にて居るって偉そうに思ってしまったのだ★ ゴメン!
短い文章の中に言わんとする事が凝縮されていて其れが水が流れる様に書かれているから読んでいると心地良くなる☆
何でこんな面白い本を今まで知らなかったのか?自分の教養の無さをしみじみ感じさせられ仕舞う程だった●
こんな本を若い時に読んで少しは勉強すれば言語も意味不明の只ダラダラと長い私の文章ももう一寸締まったものに成っていたかも知れないと反省の振りしているんだ
中野さんはこの吉田さんの本に傾倒したから 彼と同じ様な無常観と言うか死生観を身に付けられたのかも知れないと感じたけどね
其処は其れ 知識も才能も有るお人だから吉田さん並みの洒脱な文章も書け 説得力も有る本に成ってベストセラーに成る人気を博したのだろう


両者に共通している事は人は何時死ぬか判らないが生きている間は精一杯その時を大事にして粋に生きていたい?そう言う事じゃないかと理解したんだ
一種の悟りを得た人だからそんな気持ちに素直に従ったって事なんだろうね 大事な事って何か判らない私とは大違いだ
でも 私には死ぬ事に恐れも不安も無いしお洒落に生きたいと願う気持ちは有るしね ひょっとして素質だけは持っているんじゃ無いかと自惚れてんだ♪
彼らと違ってギタギタの助平心が邪魔している気がするけど其れも私らしくてイイんじゃ無いかと思うしね☆
エロ惚けを加味して無常観の悟り開けたら健康的な木村兼好なんちゃって小鼻膨らませてブイブイ言えるじゃん 愉しいじゃん♪ ねぇ〜☆