2014・12・10 水 晴 16.0度 14:00現在
バイクの自賠責証明書も手に入り無くしたバイクのキーを出張サービスで作成して貰いました
鍵の形式で金額が違うとかで20000円+消費税で=21600円★手痛い出費です
余り乗りもしないバイクですが運転免許証や携帯と一緒で何かの時は便利ですし手放すのに躊躇しています
キーの出張サービスのお人は未だ若いイケ面の男性でした
こんな特殊な仕事を如何して覚えるのかも知りませんが鍵穴だけでキーを作るのですから大した物です
こんな物は序の口の作業なんでしょうね こんな仕事を選んだそのワケー衆に畏敬の念を抱いたのです
金庫やもっと複雑な鍵が最近では出回っていますしそう需要は多い事無いかもしれませんが営業としては成り立つんでしょう
建築の場合ですと工法が変った事や新しい製品の登場で段々仕事が無くなる業種も増えて来ました
職人技を誇った伝統的な作業を出来る人が段々姿消しています 文化財の修復工事ではそんなお人を確保するのにも大変な時代です
子供の頃 家の左官工事ってのは土を庭に盛り上げ池のような物を作って海草を放り込んで裸足で足踏みしながら混ぜたものです
その下地は小舞と言う竹を格子状に5cm程度間隔に縄で縛りその海草入りの土壁を塗ったのを見た事有ります
今では余程田舎でもそんな作業する事って無いのでしょうね 豪邸と言われる建物は未だそんな事もやっているのでしょうか?
最近では私は見た事も有りません 煉瓦造で新築の家なんてのは聞いた事さえ有りません
私んちの家業は建築板金業でしたが親父は銅版の打ち出し技術を持っていました
銅版の鮟鱇(あんこう)と言う樋の集水器が有りますが建物に凝ったお金持ちのお宅ではその鮟鱇に家紋や唐草模様を打ち出して入れるのです
竪樋の末端を竹の茎の様に細工したりもっと凝れば蛙が覗き込んでいる様な銅版の細工もあった程です
私が親父がそんな作業をしているのを見たのは只一度きりでした もう建築にそれだけお金を掛ける人も居なく成りましたしね
スペイン旅して近代建築を多く見て来ましたが錬鉄と言う金物を使った装飾品の多さに目を見張りました
ガウディの建物でも門扉やバルコニーの金物や石の彫刻に其れは金の掛かりそうな装飾品が多用されていました
大量生産・大量消費時代ではそんな物は淘汰されて当然?そんな余裕の有る人も少なく成ったからですかね
パンやケーキの職人目指す人は居ても今時煉瓦積みの技術じゃ今時食ってもいけませんか?
キー職人に成ったワケー衆見ながらそんな事思っていました
せめて親父に銅版打ち出しの技術教えて貰っとくべきだったかなぁと悔しさ滲ませて居た次第です ガクッ★