ジ〜〜チョン!

一昨日大阪に来て10年目にして始めてキリギリスを見た♪

私は常に自分の事比喩してキリギリスだと言っているが
これは多分に親父の性格を受け継いだものと想って居る
最早私のアイデンティティ確立されたかのようだ



親父は根っからの職人気質
成るように成る!明日は明日の風が吹く!一日不作 一日不食!そんな考えの人だった
親父に取ってそれは金城鉄壁の法であり頑なにそれを貫き通した
息子の私がその姿見て育ったのだから当然男の生き様としては格好良い様に思えたのだ



キリギリスは羽を擦り合せて音を出すと聞いた事があるが警戒心強く中々見つけられない
竹の先にきゅうりの輪切りを突き刺し鳴き声の方向にそっと差し出し捕まえた記憶がある
事実か如何か知らないが鳴くのは雄だけで雌を呼び寄せる為に鳴いているのだと聞いた事がある



警戒心も有り然るに食物にはからっきし弱く雌呼び寄せる為に鳴くなんてのは
私にぴったりと言うか私そのものじゃ無いかと思う位だ



ギー〜・チョンはいかにも暑苦しくそれでも健気に鳴き巻くって雌誘うなんざ其処も私に似ている★
声も若い頃は甲高い良い声でキリッ・・キリッスッと鳴いたものだから 雌も近くに着てくれた事も在るけど
中年に為る頃には義理義理〜すッ チンコ〜〜!に為り
高年期には 一夏に3回ぎりぎりで〜〜すッ チィンコ!


 
そして今では 爺ジジ〜ジ〜〜チャン〜〜ジキッ〜チョン!なんだから話に為らない
今ではブロンドのマツムシがス〜〜イッチ.オンと言って呉れたり赤毛巨乳の色っぽい鈴虫やクツワムシが
ルンルン〜ッル〜ン・ランラン〜ッラ〜ンとかイッイッ〜〜〜〜イ〜〜〜とかわめいて呉れても如何だろうか?
なんだからもう切なくも惨め〜〜なのである


 
なんか夏とっくに終っちゃったそんな感じがして成らない



一茶の句に 仰のけに 落ちて鳴きけり 秋のせみとか 
芭蕉の 無惨やな 兜の下の きりぎりすと言うのが在るが
仰向けに 震え鳴きけり きりぎりす・・か 
無惨やな ガブっと下で 切り切り死ィ〜・・・見たいだ!




盆明けに我が姉の為にギリ墓参しなくちゃ成らんのだけど(なんせ親孝行で今でも毎日の御参り欠かした事無い人なのだ)
駄洒落飛ばしてこんな事ばかり言っているから又怖い女王蟻の姉にアホギリスときついお叱り受けそうだ
今年はきつい叱責もギリギリセ〜〜〜〜フであって欲しいものだと思って居るのだが?〜チョン!