私にはそれほど感動する建物じゃなかったけど★

2014・04・27 日 快晴 24.0度 18:30現在 グラナダ
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旅12日目 地図で見るとアルハンブラ宮殿と言うのは丘の上に有って面積もそれは広大☆
此処を見学して午後出発なんて歩き疲れもするだろうしまず無理だと判断した ホテルも空いていたから予定変更して連泊する事にした
宮殿まではタクシーを呼んで貰って行ったのだがスペインのタクシーは観光客は道知らないと見極めると平気で遠回りする
是にムカつくんだ まぁスペインに限った事じゃ無いけどホテルに呼んで貰うタクシーでもこの有様
行く時は11ユーロもしたのに帰りは女性運転手で5ユーロだったからね 他でも乗ったが呆れて怒り感じたほどだった チップ払う気もしない!


そのアルハンブラ宮殿が凄い人出だった 朝10時頃だったがチケット買うだけで30分は掛かる大行列だった
チケットやっと買えたと思ったら今度は入場するのに又行列だ チケット売り場沢山有るのに1/3しか空けていないのだ
日曜で観光客も多いと判って居るだろうに何処が監理しているか知らないけどお役所仕事だねぇ
その警備を警備会社がしているのかと思ったら何と警官が配備されているのだ 日本で言う皇宮警察?如何も地元警官みたいだったけど★
チケット売り場の警官は婦警だったが驚いた事に腰のガンベルトに弾丸がこれ見よがしに10発位一列に装着されている
中の施設の男性警官なんて20発位 まるで西部劇の映画見ている様 こんなの初めて見たから生々しい気がして吃驚仰天だった


宮殿の出来た経緯も昨夜一通り目を通して置いたが所詮一夜漬け直ぐ忘れてしまう★ 
姫路城でも城主の名前禄に覚えていないのに外国の城まで憶えられる筈も無い 
まして 城内に有る説明書はスペイン語ばかりだしね 本気でこの城見るなら日本語で書かれた城だけの説明マップが絶対必要だね
桂離宮でも1時間はたっぷり掛かるのにこの広さだと建物内部見なくて庭だけでも3時間は掛かりそう
多く有る建物じっくり見れば一日でもしんどい位 丘の上だし坂道も多いしね 年寄りの私はフラフラに成ってしまう程だ▲


面白いと言っちゃなんだけどこの城内にパラドール(国営ホテル)が有る サン・フランシスコ修道院ってのをホテルにしたんだそうだ
五つ星の最高級ホテルと聞いていたが興味も有って覗いて見た 丁度昼飯時で併設のレストランが大賑わいでフロントの人も居ず
ホテル内部も見るのも憚られてそのレストランのカフェテラスで食事しながら外部の一部見るだけに成っちゃった
しかしまぁ そのカフェテラスでゆったり食事していると私遥々スペインへ来たんだなぁ〜来れて良かったなぁ〜って気に成る
大阪ではすきやの朝食食ってマックで100円の珈琲を飲んでいる私が豪華なパラドールの藤棚の下のカフェテラスで優雅に食事だもんね
此処で日本人の様子のいい中年ご夫婦らしき人と出合った 会釈をしたが完全に無視された Gパンに釣りのベスト着ている私と同列に見られる事我慢出来なかったの?
アハハ スペイン来てまで僻んで居ちゃいけないね 異国の地で出会った同胞に挨拶も出来ない金玉ちっちゃい日本人なんだろ★


アルハンブラと言うのはアラビア語で『赤い城』と言う意味なんだそうだ 
城壁に積んで有る石や建物が赤い石や煉瓦を使って有るもの多いからそう呼んだのかもだ 
元々はイスラム教の宮殿か要塞だったものをスペインが分捕った そんな建物みたいだ だから内部にイスラムの名残が多く有るのだそうだ
なーんも知らん私が見ても判る筈も無かった 第一カルロス5世宮殿なんて門が閉じて有って一時間後で無いと中に入れ無かったしね★
どれが王宮か知らないけど結局王宮内部って見たのか? 単に私が見逃していたのかもしれないが付属の建物ばかり見ていた気がする
庭が綺麗だとパンフレットにも出ていたがそんなに吃驚するほどの事も無いしね な〜んだこの程度かとがっくりしていたんだ


王が正妻4人を住まわせていた屋敷なんてのは今では美術館に改装されていたし内部には昔の面影なんて皆無だった 是が王宮?
只その建物が外から見たのでは判らなかったが内部に直径50m程の円形の広場が有って2階建ての回廊がその広場を見下ろす様に成っていた
何をした所何だろう?剣闘士でも戦わせて見物した場所なのだろうか?
この宮殿の子孫か関係者が今でも私的に使っている場所も有るそうだからパンフレットに出ていても公開してない部分も有るのかもだ


一歩宮殿から外に出るとこの宮殿の周りが古い町並みで実に私好みの所だった
『お前等好い加減にしろ!何でこんな所にさり気無く居るんだぁ〜?』ってそんな建物が犇めき合っている
それが細い坂道のカーブの路地に是でもか是でもかと軒を連ねて有るんだ こんな物見るだけで大感激してしまう
城下町ってな感じじゃなく要塞の中に住民を取り込んだ町が有る そんな感じの街だ 観光客目当てのレストランや御土産屋ばかりってな感じ
まぁその細い通りを宮殿見て来た観光客が人の洪水 バルセロナなら誰も入らない様な御土産屋が押すな押すなの大繁盛だった
その御土産屋ってのがフラメンコダンサーが着る様なドレスやショールが自棄に多い 扇子やカスタネットも売っているしね
この店の先祖はジプシーでなかったか?って思ったほど アンダルシアは流石フラメンコの本場だと感じた


事実 フラメンコショーの看板出している店何軒も見たしね ホテルへ戻ったら早速又フラメンコショーの予約をした程だった♪
又タクシーで行こうと思っていたら夜九時半ごろ一人の男性がホテルまで迎えに着てくれた
何とマイクロバスが停まっていて先客が7〜8名 皆さん団体のお仲間の様だった このマイクロバスが次々とホテルに回って客を乗せる
暫くそれやるとバスは満員だ 是を専門の?観光業者がやって居るみたいな雰囲気だ♪驚いた事に別々だったが若い日本人女性が2人乗り込んで来た
アジアの人だとは顔付きで判っていたが日本人だとは最初思わなかったのだ 中国か韓国女性だと思っていたから声も掛けなかった
私が日本語の案内書持っていたのでお一人の女性が声を掛けてくれたのだ 嬉しかったねぇ スペインへ来て初めて日本人と面と向って話した
その会話でもう一人の人も福岡から来たと会話に加わってくれた 日本語で会話したくてウズウズしていたから短い車中だったけど笑顔で話した


もう一人の人は東京の女の子 明日はセビリアへ 福岡の人はバルセロナへ 単独で旅行しているのだとか 
若い人の旅行はもう是だね おじさんおばさんがパック旅行だと実感したよ
そのフラメンコだけど矢張りアルハンブラ宮殿の近くだった 
当初日本で田舎町の薄汚れた酒場で一寸ひねたおばちゃんのフラメンコ見たいなぁと思っていたのだけどこんな都会でそれを経験する事に成った
一昨日見たフラメンコはかなりグレード高かったけど如何にも二流って感じ でもそれにはそれの味有って感動したけどね


帰りのバスで又彼女達と話す事期待したが 帰りは夫々別のバスに乗せられ別れの言葉も禄に言わずに別れてしまったが一瞬の出会いの会話 是が良かったねぇ☆
誰とも知らず只すれ違うような一瞬の時間だったが多分ずっと心に残る出会いだったと思う 一期一会を絵に描いたような時間だった☆
さぁ〜〜明日は風車を見にカスティヤ・ラ・マンチャへ〜〜♪もう今では観光用だけになって数も減った風車を見る事出来るか?
自動車道ばかりで田舎道を走る事さえ覚束ない私にそれを見付ける事出来るか〜〜?明日に期待だぁ〜〜☆