だから電車は愉しい●


電車やバスで通勤を始めると何時もの如く大阪のオバチャンの行動に呆れてしまう
バス停では列に並ばないのは昨日のイラストでも描いたが地下鉄は流石に横から割り込んでくる人は少ない
しかしだ ここからが大阪のオバチャンの見せ所なのだ
後方にオバチャンが居たとしよう
電車来るまでは勿論列は乱さない だが電車がホームに入ってくるともうそわそわ
扉開いて人が降り出すとじわじわ前進を始めるのだ 
普通は先頭の人全部の人が降りてから車内に入るのだけれど大阪のオバチャンはそんな悠長な事は決してしない
何時の間にか先頭の横までオバチャンは前進しているのだ
そして人が降りてる最中にも関わらずダダダッと突進する 降りる人遠慮して端に避けてしまうほどだ
脱兎の如く空席に座り込む その後先頭の人が行くとジロッと眺め 
“トロイおっさんやなぁ〜”の蔑みの目付きだ


是が連れでも居ようものならもっと凄まじい 
紙袋でもハンカチでもサッと自分の両横に置いて大声で宣言するのだ
『米山は〜ん!伊藤は〜ん!ここ空いてるからね〜〜◎』で、後に来た人は其処には座れないって訳だ
やおら米山はんと伊東はんが人掻き分け登場 『アラッ 空いてたのね』で悠然と着席だ


車内で携帯電話は一応禁止を呼びかけているから大阪の人だって自粛する人も偶に居る
しかし会話は禁止されている訳ではない
だから大阪のオバチャンは威張って大声で会話を始めだすのだ
私は少し難聴気味だから会話の時声が大きくなる傾向にあるが 大阪のオバチャンはもっと酷い難聴なのだろう
電車の中央に座っていれば端の人にまで聞えそうな大声で喋りだす 機関銃の様にだ
そのオバチャンがまるで奇跡のようにお喋り止める時がある
何事が起きたのかと不思議な気持に成る
実はお年寄りが乗ってこられたのだ 今までの大音響の会話はお年寄り見た途端沈黙 
オバチャンは一斉に寝た振りを始める その変り身の早いこと早いこと立派だ!
実はそんな光景を今日見たのだ 電車で通勤をし始めるとこんな面白い光景に出くわす
だから私は電車の通勤が愉しくて仕様が無いである●