１０月末何か重苦しい気持ちを抱いたまま１１月に突入です
気分一新 月の節目を新鮮な気持ちにして深まり行く秋を楽しみたいものです
先日 大阪へ出た時の話です 阪急梅田の工事も超高層のビル外観もほぼ出来上がり内装工事に入っているんでしょ
まだ一階部分は仮囲い有って人の往来も混雑極めています
そこを歩いていたんです 後ろから男性の声がします 振り返ると私よりは少しは若いと思われるお人が私に何か言っています
『いや〜帽子似おうて居まんなぁ〜♪』・・・私『・・・・・？』でした 突然だから何事かと思ったのです
その日 友人と会う約束してましてラフなスタイルで出て来たのです
似合わないジーニストコンテスト有れば上位入賞間違いなしのジーンズにブルゾン 草臥れたショートブーツにウエスタンハット
まるでアメリカ西部の田舎のお百姓ってスタイルでした
それがどこの誰とも知らぬお人が 似おうてまんなぁ〜ですからね びっくりでしたけど嬉しかったんです♪
この一言は快哉叫びたいような気持ちでした 帽子が似合うそんな人に成れたら常にそう思っていましたからね★
それが例え西部のお百姓でも構わないんです
でも本音はボルサリーノかパナマの時に色っぽい年増から似合ってるぅぅと言われたいですけどね アハハそれは無理！
知性．教養を身に付ける事に励む人はその風格出るでしょうし 豪放磊落な生き方に徹すれば野武士の風格漂わすかも知れません
顔の造作は悪い スタイルはスラッとしたＯ脚 身に付けている物と言えばヨレヨレの草臥れた衣服 ハイソな人種にはとても見えません
そんな私ですがアメリカ西部の農夫の風格でも無いよりはまし そう思ってニコニコしてました♪
人には分相応って言葉があります 若い時分やる気ある年代の人や野心在る人はその分相応を高い位置に求めますが
どんなに努力しても超えられない地点っての在るのだと今思います
それがそのお人の分 そこまで行けた事が相応なのじゃないかと♪
そのお人の 知識・教養・人格・魅力全てを結集して分相応が出来る そう言う事じゃ無いかと思うのです
最近の政治家見ていてもそれ強烈に感じます 総理に成れる人の分を持ってない人が総理に成る 分不相応です
特にそれを感じたのは福田さんでした 政治家としては立派ですが首相の器では無かったのだと思うのです
アハハ その他の人は首相はおろか議員である事さえも分不相応と私嘯いていますけどね★
円生さんは名人の分を持っていた人 私はそう思っていました 勿論努力有っての話です
その弟子の円楽さん 噺家としては円生さんを超えられなかった私の偏見ですがそう思います
円生さんもそれ感じていたから円楽さんがＴＶで人気者になりそれだけの芸に成ること惜しんだのでしょう
そんな彼に苦言呈してました 円生さんにしてみればＴＶの芸と高座の芸は全く異質で格下に見ていたからでしょう
しかし 落語の面白さを一般に広めたこれは師匠を超えた人だったのじゃ無いかと思うのです
天才や名人と言われる人をその弟子が追い越すなんて至難です でもその天才名人のそう持っていない部分で成功するって事もあります
私は円楽さんはそれをやった人と思ってるんですけどね
志ん朝さんも親父さんのあのすっ呆けた味は越せないにしても噺の巧さは志ん生さん以上 親父を越した・・・そう感じています
そんなお人が次々に他界されて行くのはカナシ事です
マッ次の名人の分を持った人の精進を楽しみにしてましょうか？
落語の世界は期待多いでしょうけど政治の世界は・・・？ですね ガクッ★
