民謡に成ってしまった舟歌 ガクッ★


昨日 お気に入りだった淀川三十石舟歌の全国大会が高槻であると言うので行って来ました♪

この三十石舟歌と言うのは何度も日記に書きましたが

江戸時代から明治まで 淀川伏見の地から大阪高麗橋近くの八軒屋と言う場所まで乗合の客船が出ていたのです

長さ17M 巾2.5M位の木造船です

30石と言うのは米の石数 丁度それ位の米運べる所から名前がそうなったようです

船頭が4名 この船を操縦していて合間に舟歌を歌って居たようです


大阪へ下るには流れに乗って櫂で漕いで行けますが大阪から伏見に向かうには逆流ですから綱で船を引っ張ったとか 

だから上りと下りでは船賃が倍位に為ります

44km位の距離ありますから夜伏見を出ると朝方大阪に着いたようです


ボルガの舟歌のように上りの時の歌かと思っていたのですけどその辺りは良く判りません

途中の宿場の光景を織り込み19の歌にしてます

私が以前聞いた時は舟歌保存会の人が歌って下さったのですけど伴奏無しの素朴な感じでした


今日出かけたのは高槻市文化会館中ホールだったのですが

立派なホールでこれで中ホールなら大ホールってのはどれだけ収容人数あるのだろうと驚いたほどでした


全国大会とは銘打ってますけど殆どが大阪,京都,奈良,兵庫,それに若干名の滋賀の人 三重県から一人と福岡から一人 

それでもジュニアの部も入れて230名程の人が出演なさっています

無伴奏じゃ有りませんでした 尺八が入ります

それも出場者が尺八のお人頼むのか 歌う人変わる度に奏者が交代するのです

最早 完全な民謡大会の態です なんかがっかりしちゃいました

船頭の労働歌が民謡になっちゃっています

民謡ってのも嫌いじゃありませんが大会を見に行くほど熱心じゃ有りません


三十石舟歌都都逸の文句のようです

都都逸ってのは子供の頃柳家三亀松って人が人気在りましたし 

都屋かつ江さんや吾妻ひな子って人も居られましたが今では滅多に聞いた事有りません

アハハ 京都祇園のお座敷では未だに健在かもしれませんが寄席でも最近は歌う人とて余りいらっしゃいません

そんな事も在って三十石舟歌に郷愁を感じたのかも知れませんが 民謡になったんじゃドモドモです

只お一人30前後の男性が気に成りました 名前は知らないのですけど多分落語家さんでしょ

上方落語 30石には欠かせない歌です そう思って一生懸命覚えたんですけど家に着いた頃には綺麗サッパリ忘れてました★

もうほんとにこれだから嫌に成っちゃいます★


マッ それは兎も角として 14番目の歌詞が円生の三十石に出てきますので紹介を

奈良の大仏横だきに抱いて お乳飲ました親みたい♪』ガハハ イイ文句でしょ☆

(円生はお乳飲ましたおんばさんの顔見てみたい・・と歌っていますけど)

そこで難堕惨倒苛が『粋な年増に むしゃぶりつかれ 私ャパイ摺り してみたい♪』
嗚呼〜エロ惚け〜〜お粗末!ガクッ★