シウダット・レアル来て良かった事♪考えさせられた事☆

2014・05・02 金 晴 28.0度 14:00現在   シウダット・レアル
旅17日目 トレドからシウダット・レアルの自動車道は対面交通だが非常に空いている
観光地としてはそう特筆する物が無いのか外部からのお人が大勢来る場所では無いのかも知れない
そうかと言って大きな教会や文化財的歴史建築物も多いのだけどスペインは何処にでもそんなのウジャウジャだし目立たないのだろう
でもスペインの第一歩がこの地ならやっぱりスペインって素晴らしい国だと思ってしまうに違いない


それにしてもこの国の道路は素晴らしいし新しくドンドン作られているようだ 古いハーツのカーナビは何時作られた製品か知らないが
道が表示されないんだ 急に黙り込んだり 右方向ですって言った途端に左方向ですとカーナビが混乱して用を足さないのだ
それだけ新しい道路がドンドン建設されて来たという事なのだろう 料金所も偶に有るが料金は大体3ユーロ
今まで2000kmは走っただろうが高速料金代として支払った金額は日本円にして2000円未満だ


人口が日本の37%の4700万人 国土面積が日本の1.5倍の506.000k? 
農地や荒地も多いし道路建設費が比較に成らない程安くつくのだろうけど日本より相当整備されている
国の経済状態沈下傾向で失業者も多いそうだが広大な農地を見ている限り農業国かなと思っちゃうのだ
まぁ 外国人観光客が日本の7倍も有るのだからそれで外貨稼げるとしてもそれだけじゃねぇ
各地で見たホームレスや空き缶前にして物乞いをしている人の数も半端じゃ無かった
それは昔は陸続きの他国との戦争も多い国だったかも知れないが今では国境紛争が有る訳じゃなし他国からの侵略に怯える事も無い
是だけ走っても一箇所たりとも軍事施設を見る事が無かった 軍事費なんてそう掛かってはいないのだろう


国が如何すれば発展し経済状態が良く成るのか?頭の悪い惚けた私では判る筈も無いが力で他国に介入し自国の利益図ったり
体を動かし額に汗する事を嫌ってマネーゲームの様な事で繁栄しようなんて何か大きな間違いをしている気がするけどねぇ★
アハハ 旅行に来てまで思う事じゃ無いか★今は長年の夢を実現出来た事を素直に喜んで旅を愉しもう♪


カーナビから変な方向に話飛んだがその混乱したカーナビで訳判らない道走ってスペインのAVEらしき新幹線が走っているのも見られた♪
車が少ないから時速100km制限の道路を70km位の速度でのんびりと回りの景色を堪能しながらのドライブに徹した
それにしても牧場やオリーブ果樹園・葡萄園等は多いが小麦栽培なんて余り見ない
スペインではパン屋が随分多いし朝フランスパンを2本買い物袋に入れている人を多く見た 
パンが主食なのうだろうけど小麦は違う地方で生産しているの?


遠くの丘に今までとは異質の白い建築物が見えた 古城でも無さそうだ 遠くで判らないけど是に興味津々 
カーナビの道が違うの五月蝿い警告無視して切断し自動車道から下りてその丘に向ってみた 近づくと如何も風車みたいじゃ無いか!
もうワクワク〜♪でも思い描いていた風車は野原の真ん中に有ったのだがそれが小高い丘の上に?
何でもイイ〜〜4枚の羽が見える!やったぁ〜〜♪遂に風車が見られたあ〜〜☆
何の気無しに選んだシウダット・レアルだが心が命じた動物的勘に流石私ィ〜〜なんて胸を張っていた☆ 

その風車だが木造の格子状の羽だ 是で風を受けて回るの?障子みたいに紙か布でも張っていたのだろうか?是じゃ風通過して仕舞う
まぁ有った風車はその羽も途中で折れて壊れていたから廻ってもいなかった 保存に力を入れている風でもない
3基有る風車は原型を保っているのが2基だけ 一基は円筒状本体の壁も崩れて残骸だけが残っていた
小麦粉を粉にするのかオリーブを潰して油を取るのか知らないけど 100mも有る高さの丘に材料を挙げ出来た製品を又下に下ろす?
大変な重労働だ 是じゃ廃れて当然!観光用としてもそう客を呼べるような代物じゃ無いしね 一度見りゃもういいやってそんな物だ
私がえっちらおっちら山道歩いて上ったが違う道が有って車でもその場所へ行けた様だ 
3〜4台の車が停まっていて15人程のグループが風車の周りで食事をしている最中だった
扉が開いていたので中に入って見た 円筒状の建物に螺旋階段が有って3階建ての感じ 2階は粉か油を集める場所 
3階は杵と臼で材料を潰す部屋 どんな構造か薄暗くて見えない フラッシュ使って写真撮影したから帰ったらじっくり見て見ないと☆


もう一基も内部見たが駐車場から離れていて観光客もその傍の風車は見ても離れた二基目の風車は誰も行かない様だ
内部は塵と埃で荒れ放題 蝙蝠か鳥のミイラが転がっていた 是じゃ尚更人も敬遠するだろう
まぁ 私としては半分諦めていた風車が見られてその内部まで入れたのだから大満足だったけどね◎


るんるん気分でシウダット・レアルに向った♪資料によるとこの町は宗教騎士団ってのを統制する為に作った町だそうだ
彼方此方に教会が有ったが丸で城壁の様な感じの教会が多く教会自体が要塞の様な雰囲気だった
日本でも比叡山なんて僧兵ってのが幅を利かせ武家の弾圧に対抗したようだけど宗教騎士団てのもそんな性格持ったものだったんだろうか?
それで教会が城見たいな雰囲気で近くのトレドやアルバセテでは刀剣やナイフが作られていたのか?そんな事を思っていた

この町のセントロにもマヨール広場ってのが有った この広場に何処の町でも見掛けたレストランとカフェテラスがぐるりと取り巻いている
あまり観光客が殺到する町でも無さそうだけど人が多く町は活況を呈していた 夕方に成るとこの広場にも彼方此方から人が集まり食事を取るようだ
皆さん顔見知りか親しそうな雰囲気で丸でこの広場が社交場のように思える程だ 3〜4人の人がそこら中で愉しそうに立ち話をしていらっしゃる
まぁそれは広場に限らず町の通りの彼方此方でも見られる光景!日本では余り見かけない それだけ町の住民の絆が強いの?そう感じたけどね♪
赤ちゃんを乳母車に乗せて散策する若夫婦もそれは多い 丸で我が子を自慢して人に見せて歩いているってそんな雰囲気だ
その赤ちゃんを周りの人が覗き込み笑顔で夫婦に喋っているのがとても微笑ましかった 犬を連れた人も実に多い 犬の品評会の雰囲気だ

大人だけでは無い 中学生か高校生の様な若者までが多く集まり 彼方此方でグループ作って話し込んでいる 
暫く話していて別れ又次の場所で別の誰かと笑いながら立ち話だ☆老いも若きもこの広場ってのが交流に重要な存在見たい
こんなに多数の若者が和やかに話し込んで居るのを見ていたらスペインでは苛めなんてそう起きないのじゃと思ったけどね
もっと小さな子はサッカーボールを追って遊んでいる そんな10人程のグループが彼方此方に居るのだ 日本では絶対見られない光景だ
スペインの人皆さん親切だったがこれほど人と交流するのだから人情に厚い人も多いのだろう 感心しながら眺めていた
アッ 泥棒も居たのを忘れてた ニャロメッ!思い出してもムカつく★


明日は車も返してマドリッドを愉しむ!5/1〜2日はお祭 3〜4日は土日で連休何だそうだ 5日はパスポートの再申請もする予定だし
マドリッドの徘徊と巨大美術館巡りも有る 4〜5日の滞在になりそうな気配だ♪
ゴア・ベラスケス・グレコ・ミロ・ダリ・そしてピカソゲルニカに出会えるか?ドキドキワクワク〜だ◎