懐かしき故郷の景色


京都から電車で田舎に向った

9時10分のサンダーバードという電車である

初めて乗る電車 琵琶湖の北側の湖西線経由らしい 乗ってから停車駅が福井と金沢だけだと知った

相も変わらず呆けている.仕方ない福井で下車 乗り換えて加賀温泉で降りたのだ

驚いた事にバスが皆目出てない マッ田舎は車がないと何処へも行けないし逆にバスを利用する人が少ないのだ



早場米の産地だから米は皆刈り取られて田んぼは広々としている

長閑と言うのか寂しいと言うのか

白山も雪はすっかり消え山全体が黒く見える 

雪の無い白山なんて冴えない事夥しい 



今回の帰郷は一応墓参と言う名目だが長年ほったらかしにしている家の様子を見に来たのだ

草が伸び放題に伸びて凄まじい有様 半日ではとても刈り取れそうに無い

家の中ももう十年位人立入らないから蜘蛛の巣が張って廃屋同然だ

しかし古い家にも関わらず意外に確りしている 



町は寂れてその昔20数軒有った旅館も今では12軒だとか温泉地の凋落は其の侭町の過疎化と成っている

通りも閑散として人の往来もさっぱり無いのだ

是ではバスも数少ない筈である

でも返ってそんな町は年とってからのんびり住むには最適かもしれない アッもう大分年はとって来たが^^

雪が降らないで保守的で封建的な土壌で無ければの話だ まだ田舎へ戻って住みたいとは思えない



夜、姉の家にお邪魔したが大阪では丁度良い気候もこっちでは寒い位だ

草刈の疲れで転寝したが寒さで風邪を引いてしまった

墓参りと残りの草を刈り取ってすっきりした気持ちで大阪に戻りたいものである◎