木偶の坊人形・人形浄瑠璃の人形・・・可愛くないねぇ★

                 日記朗読リンク

別に人形の歴史を語ろうってんでも有りませんが何時の時代でも
子供は特に女の子に取っては人形を使って遊んでいたのでは無いかと思っています
私は人形に興味も無い事も有って全く知りませんが縄文や弥生・古墳時代以降でも
神事には何かの形で人形や偶像が用いられたでしょうし
平安の頃には雛祭が有って雛人形が飾られたとも聞き及びますから
人型の物を人形として愛玩していた何て想像する訳です
階級制度も出来てきていますから庶民レベルでは流し雛の様な
紙人形や土で作った人形だってきっと有ったに違いないと勝手に想像していますが★


くぐつし(傀儡子)何て操り人形がその昔有ったそうです 言葉だけは知っていますが
実物何てのは見た事も有りませんし其れが後年文楽の原型 人形浄瑠璃の人形だろうと推定しても可笑しく無いでしょ
あはは 無責任な事言っていますが子供の頃粘土で人形を作ったり
木の枝で大の字に似た物に肥後の守と言う折りたたみナイフで目や口の刻みを入れて遊んだ事想い出します
案山子や丑の刻参りの呪いの藁人形なんてのも子供に掛かっては朝飯前に作れそう


何れにしても人形は子供の思い入れも込められていますから
単に人の形や動物の形の物以上の精神的ペットなのかも知れません
他の人や子供には何の事無い物でも人形には誰かの精霊や魂が込められている?
ルーツが神事から出発ですから余計にそう思うのかもです


舞楽や能には面(おもて)と言われる人形とは無関係かもしれませんが 私にとっては不気味さを感じる物有りますしね 
翁・女・怨霊・神霊・鬼神と良く見ればおどろおどろしい物多いです あれって怖いと思う程★
人形浄瑠璃の人形でもあれってちっとも可愛くない人形です●


白山山麓尾口村深瀬と言う所が有って此処に木偶(でく)回し(文弥人形)と言う素朴な文楽のような人形劇が有ります
以前って20年以上前 雪が積もっている頃でしたかわざわざ見に行った事が有るのです 
珍しくて夢中で見ましたがもう是は人形と言うより伝統芸 子供が好むような人形では有りません


木偶で想い出しましたが 木偶の棒ってその人形を振り回す棒の事かと思っていたのですが違うんだそうですね 
木偶の坊が正しいのだそうです 木偶の坊の私が言っても今一ですが木偶の坊と言う操り人形が有ったようです 
白山の木偶回しが其れかどうか知りませんけど★


壬生狂言でも能に近い面をつけて舞うものですしね 
あの面を好きな子供が居るととても思えません あれが好きな子なら相当捻くれた意地の悪そうな餓鬼だと★
子供ならこけしや張子の虎・伏見人形のような素朴な感じの物が好まれそうです
私には何が嫌かと言って表情が変化しない・・是がどうも馴染めません
そうかと言って人形なんてリアルに成れば成る程 私には其れは不気味な気がして仕方有りません

人形には怨念がおんねん!私が人形に抱くイメージが是でおまんねん★だからオトロシのです●